要約とレビュー3|おうち英語本『英語のできる子どもを育てる』坪谷郁子著~小学生から高校生の効果的な英会話学習の進め方

こんにちは!すみれママ(@Sumire_Mum)です。

今回は、英語教育について書かれた書籍

坪谷郁子著『英語のできる子どもを育てる』(講談社現代新書)

の紹介記事の3回目です。

英語のできる子どもを育てる

(画像出典)amazon.co.jp

この本の紹介記事は、全4ページから成り、

となっています。

今回は、この書籍の第2章(会話表現の学習法6種類のマニュアル)と第3章(自己紹介の学習法6種類のマニュアル)を、要約してお届けします。

このブログ記事は、

  • 東京インターナショナルスクール創設者・理事長である坪谷ニュウエル郁子さん流の会話表現学習法を知りたい方
  • 坪谷さん流の自己紹介学習法について知りたい方

におすすめです。

※要約は、私すみれママの解釈によるものであることをご了承ください。簡潔に記すため原書中に登場しない言葉で表現している場合があります。また、わかりやすく説明するため、章内で要約文章を前後させている場合があります。



 

第2章 会話で使われる決まり文句(要約)

日常会話でよく使われる文章は、定型をある程度覚えておく必要があります。

ここでは、日常会話でよく使われる「決まり文句」を、楽しく学習する方法を6種類紹介します。

表情と感情ルーレット

  • 対象年齢:7~10歳
  • 人数:1人からグループ(1グループ6人くらい)
  1. 厚紙で直径10㎝の円をつくり、円を3分割します。
    3分割された円
  2. 画鋲に針金を巻き付け、円の真ん中に画びょうを刺します。
  3. 3分割した中に、それぞれ「最高にご機嫌な顔(great)」「普通に元気な顔(fine)」「病気の顔(sick)」を描きます(絵と文字を描く)。
  4. あなたから、順番に隣の人に「How are you?」と聞いてもらい、聞かれた人は針金を回転させて、そこに止まった顔の状態で答えます。
  5. 3分割に慣れたら、6分割にして「うれしい顔(happy)」「疲れている顔(tired)」「眠い顔(sleepy)」を追加します。
  6. 6分割に慣れたら、12分割にして「まあまあ(so-so)」「お腹が空いている(hungry)」「いらいらしている(upset)」「悲しい(sad)」「絶好調(excellent)」「怒っている(angry)」を追加します。この12個の単語を知っていれば、大体の感情を表現することができます。

 

「ごめん」「すみません」「ありがとう」の寸劇

  • 対象年齢:10~15歳
  • 人数:2人以上(大人数の方が面白い)
  1. 次の例を、1人、2人、もっと大勢の人数で演技するように言います。
    • 間違えて人の足を踏んでしまった
    • 閉まりそうなエレベーターのドアを開けて待ってもらった
    • 約束の時間に遅刻してしまった
    • 混んでいるところで道を譲ってもらいたい
    • お店に入ったけど誰もいないので、誰かいませんかと言うとき
    • 知らない人に声をかける
    • 身内に不幸があった人をなぐさめる
    • 重たい荷物を持ってくれた
    • お店の人に手助けしてもらいたい
    • 宿題を忘れた
    • 落とし物を拾ってもらった
    • 間違い電話をしてしまった
  2. そして返答が
    • I’m sorry.
    • Excuse me.
    • Thank you.

    どれになるのか、演技しながら考えるように言います。

 

May I~?で寸劇をしてみよう

  • 対象年齢:7~12歳
  • 人数:1人から何人でも、1グループ5人くらいまで
  1. 食事のメニューを紙に書きます(家ならその日の食事、学校なら給食)
  2. 1人が注文を聞く店員、あとの人は客になって注文をします
    • 店員:May I help you?
    • 客:・・・・・, please.
    • 店員:OK.
  3. これを基本形にして、May I~?を使って、いろいろな場面の寸劇をします。

 

国で許可されていること/許可されていないことを調べよう

  • 対象年齢:高校生以上

Mayを使って、自分の国でどんなことが許可されているか学習します。

  1. 次の文例について、日本ではmayなのかmay notなのかを選びましょう。
    • I may / may not choose my occupation.(職業選択の自由)
    • I may / may not own a handgun.(銃の保有の許可)
    • I may / may not choose the person I marry.(結婚相手の選択の自由)
    • I may / may not decide not to go to school.(就学の自由)
    • I may / may not freely elect our country’s leader.(総理大臣もしくは大統領の選択ができる)
    • I may / may not make choices about clothing, hair color, or jewelry for school or work.(学校や職場において服装や髪の色など装いの自由)
    • A woman may / may not take birth control pills.(助成が経口避妊薬を飲む自由)
    • A child born in my country may / may not become a citizen.(その地で生まれた者が国籍を選べる自由)
    • A person may / may not publish anything. (出版の自由)
    • A person may / may not remarry the day after getting divorced.(離婚の翌日に再婚できる自由)
    • A person may / may not study or read any subject of their choice.(学習内容の選択の自由)
    • I may / may not choose to have pets in my apartment.(アパートでペットを飼う自由)
    • I may / may not marry someone of the same sex.(同性と婚姻できる自由)
    • People may / may not live together before marriage.(結婚前に同居できる自由)
  2. 次に、以下の国について同じ項目を調べてみましょう。
    • 中国(China)
    • デンマーク(Denmark)
    • イラン(Iran)
    • 米国(USA)例:In USA, you may own a handgun.
  3. その次に、「日本が許可していて、他の国が許可していないもの」「日本は許可していなくて、他の国が許可しているもの」を1つずつ選び、自分の意見を書いて発表しましょう。
    • <例>In Japan, you may not own a handgun. I think it is a good thing.(日本では銃の保有は許可されていませんが、私はそれはよいことだと思います)

 

病院での寸劇をやってみよう

  • 対象年齢:7~15歳
  • 人数:2~6人くらい

There is a の使い方と、体の部位を学習しましょう。

  1. 紙に目、鼻、耳のある頭部の絵を描きます。
  2. 次に1人ずつ交代で、紙の上におはじきを落とします。
  3. 落ちたところを「今、痛みがあるところ」ということにします。
  4. There is a pain in my …の文型を使って、どこが痛むかを言います。(医者と患者に分かれて寸劇をします)
    • A:What’s the matter?
    • B:There is a pain in my head.
    • A:You need to take this tablet.
    • B:Thank you.

 

どこでしょうゲーム

  • 対象年齢:8~15歳
  • 人数:2人から何人でも
  1. 目的地を当てるゲームです。紙に自宅周辺の地図を描くように言います。
  2. 近くにある公共施設、郵便局、銀行、交番、コンビニ、公園なども描き込むように言います。
  3. 次のような基本文型で、自宅から各施設への行き方を英語で説明させます。
    • Go straight till…(~までまっすぐ行く)
    • Turn right.(右に曲がる)
    • Turn left.(左に曲がる)
    • You will see…(…には目的地の名称が入る)
    • You go straight for 200m until you see …(~が見えるまで200mまっすぐ進んでください)
    • Go straight until you come to …(~まで真っ直ぐ歩いてください)
    • Get on the bus for about 10 minutes.(バスに乗って約10分です)

    ※2 door down 2軒先 ※5 houses down 5軒先

  4. 慣れてきたら、Everybody! Let’s do “Guess Where?”(どこでしょうゲームをしましょう)と声をかけてゲームをします。1人が目的地を言わずに行き方を説明し、残りの人は地図を見ながら、行き先を当てます。




第3章 I am special 自分を好きになろう(要約)

人生において「自分を好きになること」は最も大事なことです。

英語は日本語と違って、Iやmeが頻繁に出てくる言語です。

この章では、英語を通じて、自分を好きになることを学ぶ学習法を、6種類紹介します。

 

誰かなゲーム

  • 対象年齢:9~12歳
  • 人数:2人以上
  1. 自分について思いつく限りの言葉を日本語で書きます。
  2. 次に、それらを英語で何と言うか、辞書を引いたり人に聞いたりして調べます。
    • 性格:元気(outgoing)、おとなしい(shy)、やさしい(kind、friendly)、強い(strong)、話すのが得意(outspoken)、 のんびりしている(easygoing)
    • 特技:<I am good atに続けて>サッカー(soccer)、バレエ(dancing)、絵を描くこと(drawing)、歌を歌うこと(singing)、話を聞くこと(listening)、友達をつくること(making friends)、何もない(nothing)
    • 特徴:背が高い(tall)、背が低い(short)、やせている(skinny)、太っている(big)、中肉中背(average)
    • 事実:女の子(a girl)、男の子(a boy)
  3. 順番に自分についてプレゼンテーションします。前に出て、「I am …, …, …, …」最後に得意のポーズで「I am special.」と言います。下記の例を参考に。
    • I am Yukari.(私はユカリです)
    • I am shy, but very kind.(私はおとなしいけれど、とてもやさしいです)
    • I am good at knitting, cooking and reading.(私は編み物と料理と読書が得意です)
    • I am very special.(私は特別です)
  4. 次に、紙に書かれた英単語を読み上げ、誰のことかを当てます。下記の例を参考に。
    • A:Let’s play “Guess Who”.(誰かなゲームをやりましょう)
    • B:OK.(はい)
    • A:This is a girl. She is shy.(この人は女の子で、おとなしいです)
    • B:Mariko!(マリコだ!)
    • A:Wrong. She is kind.(違います。彼女はやさしいです)
    • B:Megumi!(メグミだ!)
    • A:Wrong. She is good at knitting.(違います。彼女は編み物が得意です)
    • B:Yukari!(ユカリだ!)
    • A:That’s right.(当たりです)
    • ※ユカリさん本人は回答できません
  5. 当てた人にポイントを与えます。

 

なりたいゲーム

  • 対象年齢:9~14歳
  • 人数:何人でも

子どもたちに紙を渡し、

  • (ア)「こうなりたい」と憧れている人の名前
  • (イ)どんな職業につきたいか
  • (ウ)どんなことができるようになりたいか
  • (エ)どんな性格になりたいか

を書くように言います。

  1. (ア)はみんなで一斉に大きな声で言います。何回か繰り返して言うと、お互いの言っていることが聞こえて盛り上がります。
  2. (イ)はなりたい職業を辞書で調べます。そして「I want to be a …」で言ってみます。(応用としては、なりたい職業に扮装して当てっこすると盛り上がります)
  3. (ウ)は「I want to do(practice, work, make, playなど)」で言ってみます。
  4. 小学生はチャント(手拍子のリズム)に合わせて覚えるのが効果的です。みんなで「タンタンタン、タンタンタン」と手拍子をし、それに合わせて1人ずつ言うとよいです。下記の例を参考に。
    • I am Ikuko. I want to be a bus driver.
    • I am Tetsuo. I want to be a pianist.

 

私は/僕は ○○になれます

  1. 前の「なりたいゲーム」で作ったwantの文章を元に「I want」「I can」「I will」の3つの文をつくります。下記の例を参考に。
    • I want to be a lawyer. I can be a lawyer. I will be a lawyer.
    • I want to be friendly. I can be friendly. I will be friendly.
  2. 9歳以下の子どもだったら、手をつないで輪をつくり、「I want, I can, I will, I want, I can, I will, I want, I can, I will, 不思議な言葉 I want, I can, I will, I want, I can, I will, I want, I can, I will, 不思議な言葉」と言いながら、ぐるぐるスキップしてみてください。何度も声に出して言ってみると、本当にできるんだと信じられるようになってきます。

 

怖いことを克服しよう

  • 対象年齢:中学生以上
  • 人数:1人~何人でも

中学生になると心の中に恐怖心が潜んできます。まずは自分の恐怖心がどこにあるかを認識し、それを克服するためにどうしたらよいか

  • will try(試してみる)
  • get used to(慣れてみる)

を使って言ってみます。

  1. まず最初に、次の表を配ります。
    Are you afraid of …? No, I’m not. Yes, I am.
    The dark(暗闇)
    High place(高い場所)
    Anything sharp(とんがったもの)
    Fire(火)
    Water(水)
    Angry people(怒っている人)
    Meeting new people(初めての人と会うこと)
    Talking in public(人前で話すこと)
    Other people’s opinion(他の人の意見)
    Criticism(自分に対する批判)
    Being embarrassed(恥ずかしい思いをすること)
    Loneliness(孤独感を感じること)
    Your future(自分の将来)
    New things(新しいこと)
    Stating your opinions(自分の意見を言うこと)
  2. 次に、克服するためにどうしたらよいかを考え、文章にします。次の例を参考に。
    • I am afraid of anything sharp. But I will try to cook. So I will get used to knives, which are sharp.(私はとんがっているものが怖いです。でも、これからはお料理を積極的にしようと思います。そうすれば、とんがっている包丁に慣れると思います)
    • I am afraid of meeting new people. But I will try to talking to shopkeepers. So I will get used to talking to new people.(私は初めて出会った人と話すことが苦手です。でも、これからはお店の人に話しかけようと思います。そうすれば、知らない人と話すことに慣れると思います)

 

自分を15分間みつめてみよう

  • 対象年齢:中学生以上
  • 人数:1人~何人でも
  1. 次の24の項目に
    • I agree
    • I disagree
    • I don’t know

    で答えます。

    • I have a good sense of humor.(ユーモアのセンスがある)
    • People like to be around me.(自分のまわりにはいつも人が寄ってくる)
    • I am often impatient.(我慢できない)
    • I can laugh at myself.(失敗も笑い飛ばせる)
    • I work well with others.(誰とでも仲よくできる)
    • My friends trust me.(友人から信頼されている)
    • I am good at listening.(聞き上手だ)
    • I am well-organized.(几帳面だ)
    • I can take directions.(指示に従える)
    • People are comfortable with me.(周りの人が私といると落ち着くと言う)
    • I am very demanding.(要求が強い)
    • I have good ideas.(いい考えがよく浮かぶ)
    • I work well alone.(ひとりでいても平気だ)
    • I can organize parties, trips, games, etc.(パーティーや遠足、遊びなどの計画を立てるのがうまい)
    • I usually let others lead.(リーダーの指示に従うのが好きだ)
    • I meet deadlines.(約束を守る)
    • I remember birthdays, anniversaries, etc.(人の誕生日などをよく覚えている)
    • I like children and small animals.(子どもや動物が好きだ)
    • I work well in a team.(チームワークが得意だ)
    • I’m good at teaching.(人に教えるのが得意だ)
    • I always enjoy traveling.(旅行好きだ)
    • My mind wanders when others are talking.(人の話をよくうわのそらで聞いている)
    • I make good suggestions.(よい提案をしばしばする)
    • I like what I do.(自分に満足している)
  2. 答え終わったら、自分が買えたいと思うものに○を付け、どうしたら変えられるかを考えます。
  3. 変わりたいと思っているところを「I can」プラス
    • more
    • less
    • better

    で答えていきます。下記の例を参考に。

    • I can be more patient at school/work.(学校や職場でもっと我慢強くなれる)
    • I can be a better listener.(もっと聞き上手になれる)

 

「タテマエ」と「ホンネ」

私たちが「表に出している言葉(outer voice)」と「本心の声(inner voice)」に耳を傾けてみましょう。

  1. 次に挙げる人と、昨日話した内容を思い出してみてください。
    • 一番親しい異性の友人(もしくは配偶者)
    • 教師もしくは上司
    • 同性の友人
    • 家族
  2. そして紙の左半分に、その会話を英語で書きます(outer voice)
  3. 次に、そのときの自分の本心を右半分に書きます(inner voice)。下記の例を参考に。
    Outer voice Inner voice
    私:Honey, you are late.(あなた、遅かったわね) It’s 1 o’clock. I always take care of children. He does nothing.(もう1時よ。子どもの面倒は私ばっかり。何もしてくれないんだから)
    夫:I’m sorry. I was busy.(ごめん、忙しかったんだ)
  4. 表ができたら相手に見せてみましょう。何度か繰り返すと本音で語り合えるようになっていくはずです。

 


以上、坪谷郁子著『英語のできる子どもを育てるの第2章、第3章の要約でした。

次のページでは、第4章(プレゼンとディベート)、第5章(社会問題)の学習法を紹介します。