要約とレビュー4|おうち英語本『英語のできる子どもを育てる』坪谷郁子著~小学生から高校生の効果的なディベート学習法

こんにちは!すみれママ(@Sumire_Mum)です。

今回は、英語教育について書かれた書籍

坪谷郁子著『英語のできる子どもを育てる』(講談社現代新書)

の紹介記事の4回目(最終回)です。

英語のできる子どもを育てる

(画像出典)amazon.co.jp

この本の紹介記事は、全4ページから成り、

<坪谷郁子著『英語のできる子どもを育てる』紹介記事(全4ページ)>

  1. 全体の大まかな内容(著者経歴・書籍概要・感想・レビュー)
  2. 著者の英語教育に対する考え方 & 学習法マニュアル(アルファベット・単語)7種類
  3. 学習法マニュアル(会話表現・自己紹介)計12種類
  4. 学習法マニュアル(プレゼンとディベート・社会問題)計16種類 ←イマココ

となっています。

今回は、この書籍の第4章(プレゼン・ディベートの学習法4種類のマニュアル)と第5章(社会問題の学習法12種類のマニュアル)を、要約してお届けします。

このブログ記事は、

  • 東京インターナショナルスクール創設者・理事長である坪谷ニュウエル郁子さん流のプレゼン・ディベート学習法を知りたい方
  • 坪谷さん流の社会問題の学習法について知りたい方

におすすめです。

※要約は、私すみれママの解釈によるものであることをご了承ください。簡潔に記すため原書中に登場しない言葉で表現している場合があります。また、わかりやすく説明するため、章内で要約文章を前後させている場合があります。

第4章 International mind ノー!と言えるわたし(要約)

自分の考えを表明し、問題解決や危機管理をするスキルを英語で高めてみましょう。

4種類の学習方法を紹介します。

 

コマーシャルをつくろう

  • 対象年齢:9歳以上
  • 人数:1人から5、6人のグループ

自分(たち)のお気に入りの物のコマーシャルをつくります。1グループ1分間程度にします。

This is a …(商品名).

という文章で紹介していきます。

great や wonderful や exciting などを使ってみましょう。

<例>

  1. 商品:自分で作ったプラモデルの車
    • This is a car. This is an F-1 car. This is an F-1 driver. This is great!
  2. 商品:好きな歌手のCD
    • This is Hikaru Utada. This CD is wonderful. She is beautiful. Let’s buy it.

 

論理的に説明する練習

  • 対象年齢:9歳以上
  • 人数:5人以上

 ◆ Part1(30分)

needの意味を学習します。

次のときに絶対必要なものを5つ書き出してもらいましょう。

中学生以下は絵で、中学生にはできるだけ英語で書くように言いましょう

  • 無人島で1週間過ごすとき
  • 得意の料理を作るとき山登りに行くとき
  • 学校に行くとき
  • 野球をするとき

 


◆ Part2(30分)

likeの意味を学習します。

さまざまなアイドルの写真とヒットソングの一覧を用意します。

子どもたちに、写真の中からいちばん好きなアイドル1人と、一覧表の中から一番好きな歌1曲を選ばせます。

そのとき「I like …(アイドルの名前)」「I like …(歌のタイトル)」というふうに言います。

 


◆Part3(30~60分)

ディベートの基礎的な学習をします。

  1. 3グループに分かれ、「賛成」「反対」「判断する人(ジャッジ)」の分担を決めます。
  2. グループで、次のようなテーマについて意見を考えます。
    • 都会に住むことはよいことだ
    • 友達はたくさんいた方がよい
    • 科学はすばらしい
    • 宿題はあるべきだ
    • 男の子(女の子)の方が得だ

    その際、ディベートのルールとして「自分の本当の意見がどうであれ、グループに割り当てられた意見を支持する」ということをよく理解させておきます。

  3. 上記のテーマについて、「I agree because…」「I disagree because…」と、「need(don’t need)」「like(don’t like)」の文を使って、意見を発表させます。例えば「都会に住むことはよいことだ」というテーマについて、賛成の場合は次のように発表できます。
    • I agree because I like Tokyo.
    • I agree because I need to go shopping.
  4. 反対の場合は、次のように発表できます。
    • I disagree because I like animals.
    • I disagree because I like mountains.
  5. 賛成グループと反対グループが意見交換し、ジャッジが勝敗を判断します。
  6. 終わったら、新たなテーマ、新たなグループで次の対戦を行います。

 

4コマ漫画

  • 対象年齢:7~15歳
  • 人数:1人から何人でも
  1. 子どもたち各人に、「何かが起きている絵(1枚)+白紙3枚」を配ります。「何かが起きている絵」の例は、下記のとおりです。
    • 知らない人に話しかけられた
    • 友達がいじめられているのを目撃した
    • あこがれている人がいる
  2. これらを1コマ目にして、あとの3枚に4コマ漫画を描きます。
  3. そして、次のように発表します。
    • Hello, I am ○○(自分の名前).
    • Look!(と最初の1枚を見せる)
    • Next,(と2枚目を見せる)
    • Next,(と3枚目を見せる)
    • Last.(と4枚目を見せる)

 

カウンセラーになってみよう

  • 対象年齢:高校生以上

家庭内で起こりうる問題に対し、冷静に解決法を考える訓練をしてみましょう。

<例1>
A couple in their 30’s has three children under 12 years of age. The wife is offered a job in a distant city for more money, but the move will disrupt the family.(12歳以下の子どもを3人持つ30代共稼ぎの夫婦のうち、妻が転勤を命じられました。収入増でも家庭は崩壊しそうです)

<例2>
A young person is offered a scholarship at a liberal arts college. His parents want him to accept, but he wishes to attend a music conservatory instead.(四年制大学の学費免除の推薦を受け、親は大喜び。でも息子は本当は音楽の専門学校に行きたいと思っています)

<例1に対する意見の例 その1>
She should take the job offer. After all, one should do whatever makes her happy.(彼女は転勤すべきです。人は満足のいく生き方をすべきです)

<例1に対する意見の例 その2>
She should not take the job offer. A family should stay together no matter what.(彼女は転勤すべきではありません。何があっても家族は一緒にいるべきです)

<例2に対する意見の例 その1>
I think he/she should take the offer and go to the college if he/she can’t pay for his/her own college expenses.(もし自分で学費が払えないのであれば、学費免除の推薦を受けるべきだと思います)

<例2に対する意見の例 その2>
I think this young person should attend the music conservatory because one should do what one really likes.(自分が本当にしたいことをすべきだと思います)

第5章 You are special あなたもすてき

第4章のテーマは「I(私)」でしたが、第5章は「You(あなた)」テーマに、自分を取り巻く全てのものを認識し、尊重する気持ちを、英語の学習を通して学びましょう。

この章では、英語を通じて、自分以外について学ぶ学習法を、12種類紹介します。

 

家族を紹介

  • 対象年齢:7~12歳
  • 対象年齢:1人から

◆その1:heとsheの使い方を学ぶ

  • 男性を指していうときは He is
  • 女性を指していくときは She is

ということを子どもたちに理解させましょう。

  1. 子どもたちに、アイドルやキャラクターの写真や絵を渡して、名前を紹介させてみましょう。下記の例を参考に。
    • He is KIMUTAKU.(彼はキムタクです)
    • She is Minnie Mouse.(彼女は)
  2. 次に友達について he/sheとmyを使って紹介しましょう。下記の例を参考に。
    • He is Takashi. He is my friend.
    • She is Kayo. She is my friend.

 


◆その2 家族の名称を学ぶ

タンタンと膝を2回叩いて、次のように、「家族を表す名詞」をみんなで言います。

タンタン mother タンタン father タンタン brother タンタン sister タンタン grandmother タンタン grandfather

 


◆その3 家族の紹介

  1. 子どもたちに、自分の家族の絵を描いてもらいます。
  2. そして、グループ内で家族の紹介をしあいます。
    • She is my mother.(彼女は私のお母さんです)
    • He is my father.(彼は私のお父さんです)
    • She is my sister.(彼女は私の妹です)
    • He is my brother.(彼は私の兄です)
    • She is my grandmother.(彼女は私のおばあさんです)
    • He is my grandfather.(彼は私のおじいさんです)

 


◆その4 家族の過去→現在→未来

  1. お父さんかお母さんに、お父さんもしくはお母さんが子ども自身と同じ年だったときの家族構成を聞いて、それを描いてくるように言います。
  2. 次に、30年後に自分がつくるであろう家族を想像して、絵に描くように言います。
  3. 次に、3枚の絵の中の同じ人を探して、同じ色を塗るように言います。

 

いろいろな人に支えられていることを学ぶ

  • 対象年齢:5歳から12歳まで
  • 人数:1人から何人でも
  1. 子どもたちに、次のような状況のとき誰の助けを求めるか尋ねます。
    • 道に迷ったとき
    • すごくお腹が空いたとき
    • 火事を見つけたとき
    • 病気になったとき
    • 蛇口から水が出ないとき
  2. いろいろな答えが出た後、
    • I phone…(場所)
    • I go to…(場所)

    で答えさせます。場所は、英語で何と言うか調べてもいいし、日本語でもOKです。

 

頻度を表現できるようになる

  • 対象年齢:13歳以上
  • 人数:1人から

◆その1

  1. まず、頻度を表す
    • always(いつも)
    • often(頻繁に)
    • sometimes(たまに)
    • never(全くしない)

    を教えます。

  2. 次に、頻度プラス
    • drink
    • eat

    で文章を作らせてみます。下記の例を参考に。

    • I always drink water.(私はいつも水を飲みます)
    • I often drink milk.(私はよく牛乳を飲みます)
    • I sometimes drink cola.(私は時々コーラを飲みます)
    • I never drink beer.(私はビールを全く飲みません)
  3. 次に、頻度プラス
    • watch
    • play
    • listen to
    • go
    • sleep

    なども組み合わせて、文章を作らせます。下記の例を参考に。

    • I always watch TV. I often play games. I sometimes listen to music.(私はいつもテレビを見ます。わたしはよくゲームをします。私は時々音楽を聞きます)

 


◆その2

  1. まず、
    • talk to~(~と話し合う)
    • talk about~(~について話し合う)

    を教えます。

  2. 下の表をコピーしたものを渡し、横欄の人たちと、縦欄のことについて、どのくらいの頻度で相談しているか記入します。
    • いつも(always)=A
    • 頻繁に(often)=O
    • たまに(sometimes)=S
    • 一度もしたことがない(never)=N

     

    Do you talk about … ? Mother Father Brother (Sister) Friends Teacher
    Dream(夢)          
    Problems(悩み)          
    Hobbies(趣味)          
    Secrets(秘密)          
    Love(恋愛)          
    Sex(セックス)          
    School(学校)          
    Friends(友人)          
  3. 表が仕上がったら、隣の人と話し合ったり、前に出て発表したりしてみましょう。下記の例を参考に。
    • I always talk to my mother about my problems.(私はいつも母に悩みを相談します)
    • I sometimes talk to my father about my problems.(私はときどき父に悩みを相談します)
    • I always talk to my sister about my problems.(私はいつも姉に悩みを相談します)
    • I often talk to my friends about my problems.(私はよく友達に悩みを相談します)
    • I never talk to my teacher about my problems.(私は先生に悩みを相談したことはありません)

 

食物連鎖を学ぶ

  • 対象年齢:8~12歳
  • 人数:できれば8人以上
  1. 次の単語を大きな声で何度も言って覚えてもらいます。
    • forest(森)
    • ocean(海)
    • jungle(ジャングル)
    • grassland(草原)
  2. 子どもたちを4グループに分け
    • 森グループ
    • 海グループ
    • ジャングルグループ
    • 草原グループ

    とします。

  3. 子どもたちに、それぞれの場所に生息している動物・鳥・昆虫・植物などを絵に描いて、切り抜くように言います。
  4. liveを使って作文することを教えます。下記の例を参考に。
    • Bears live in the forest.(くまは森に生息しています)
    • Tigers live in the jungle.(とらはジャングルに生息しています)
    • Sharks live in the ocean.(さめは海に生息しています)
  5. 切り抜いた絵を、「何が何を食べる」という順番で、ひもで結びます。
    • 森=くま―鳥―魚―ぼうふら
    • 海=さめ―大きな魚―小さな魚―魚の卵
  6. ひもでつないだら、グループごとに、「1 eat 2, 2 eat 3, 3 eat 4.」という文型で発表します。
    • <例:森グループの場合>Bears eat birds, birds eat fish, fish eat mosquitoes.(くまは鳥を食べます。鳥は魚を食べます。魚は蚊を食べます)

 

自然からの贈り物

◆その1:木の形を説明する

  • 対象年齢:3~6歳
  • 1人から何人でも
  1. (1)子どもたちに木の絵を描くよう言います。
  2. (2)木の形が円い木、楕円の木、三角の木に分かれるので、
    • 円 circle
    • 楕円 oval
    • 三角 triangle

    を教えます。

  3. 木の形について質問をします。
    • (A)Look at that tree. What shape is it?(あの木を見てごらん。何の形かな?)
    • (B)Oval.(楕円形です)
    • (B)That tree looks like a big bear.(あの木は大きなクマに似ています)

 


◆その2:原材料を説明する

単数形と複数形を学習しましょう。

  • 対象年齢:5~10歳
  • 人数:1人から何人でも
  1. 子どもたちに、昨日食べたものを絵に描いてもらいます。
  2. 植物からとれたものに○をしてもらいます。
  3. 植物かどうかを質問します。そのとき、It is、They areと、名詞の単数と複数を練習します。下記の例を参考に。
    • (A)Shigeo, what did you have for breakfast?(シゲオさん、朝食に何を食べましたか?)
    • (B)Rice, fish, soup, and Nori(seaweed).(ごはんと魚とスープと海苔を食べました)
    • (A)Are they plants?(それらは植物性ですか?)
    • (B)Rice is a plant. Soup is a plant.(ごはんは植物性です。スープも植物性です)
  4. 洋服についても、植物かどうか聞いてみます。

 


◆その3:木から作られたものを説明する

  • 対象年齢:10歳~中1、中2
  1. 子どもたちに、木でできているものを言わせ、答えを黒板や紙に大きく書きます。例えば「空気」「紙」「チョコレート」「家」など。
  2. ひとつずつ指さしながら、「これは木からできている」と言っていきます。下記の例を参考に。
    • Air is made from trees.
    • Paper is made from trees.
    • Chocolate is made from trees.
    • A house is made from trees.

 


★その4:大切にしているか、粗末にしているか

  • 対象年齢:中学3年生以上

文章を読み、その人は木をrespect(大切にしている)か、disrespect(粗末にしている)か、意見を言ってもらいます。

<例>
A woman goes out to eat in a restaurant about six times a week. She uses disposable chopsticks and throws them away. Does she respect trees or disrespect trees? What do you think?(1週間に6回外食する女性。毎回割り箸を使っています。彼女は木を大切にしていますか、それとも粗末にしていますか?また、なぜあなたはそう考えますか?)

→I think she disrespects trees because she can use the same chopsticks again.(私は彼女が木を粗末にしていると思います。彼女は同じ箸を繰り返し使えばいいと思います)

A company chops down trees and sells the wood to make newspapers, furniture, and other things. Every time they chop down two older trees, they plant three new ones. Do they respect trees or disrespect trees? What do you think?(新聞紙や家具などを作るために木を切り倒している会社。2本切り倒すたびに3本新しい木を植えています。この会社は木を大切にしていますか、それとも粗末にしていますか?また、なぜあなたはそう考えますか?)

→I think they respect trees because they plant three trees for two trees they chop down.(私はその会社が木を大切にしていると思います。切り倒された2本の代わりに3本の木を植えているからです)

 

水と私たちの関わり

  • 対象年齢:7~12歳
  • 人数:1人から何人でも

水の大切さと、大きな数の数え方、useの使い方を学びます。

  1. 1から20までの数え方を、liter(リター)を使って覚えます。
  2. 30, 40, 50, 60, 70, 80, 90までの言い方を覚えます。
  3. 100がone hundredであることを教えます。200, 300も教えます。
  4. 194など3桁の数字の言い方を教えます。
  5. 実験を始めます。1リットルの空の牛乳パックを持って洗面所に行き、「手を洗うとき」「歯を磨くとき」に何リットルの水を使うか実験をします。
  6. 「I use(数字)liters.」の文型で作文し、発表します。下記の例を参考に。
    • I use 7 liters for washing hands.(私は手を洗うのに7リットル使います)
    • I use 42 liters for brushing my teeth.(私は歯を磨くのに42リットル使います)

 

地球を守ろう

ごみを出さないための「reduce(減らす)」「reuse(再利用する)」「recycle(再生利用する)」を学びます。

  • 対象年齢:7~12歳
  • 人数:1人から何人でも
  1. 子どもたちを6人程度のグループに分けます。
  2. 各グループに模造紙を1枚ずつ配り、reduce, reuse, recycleの3コーナーに分割しておきます。
  3. それぞれのグループに古雑誌を渡し、reduceできるもの、reuseできるもの、recycleできるものを切り抜いてもらいます。
  4. 模造紙の各コーナーに貼ってもらいます。例えば、コーラの瓶ならrecycle、水ならreduceになります。
  5. 模造紙を壁に貼って展示します。
  6. 次に、段ボール箱を3つ用意し「reduce box」「reuse box」「recycle box」と名付け、教室や家の中のごみ箱を全部出し、箱の中に分けて入れていきます。そのとき、下記の例のように言いながら入れていきます。
    • We can reduce water.(私たちは水を減らせます)
    • We can reuse notebooks, textbooks, clothes.(私たちはノート、教科書、洋服を再利用できます)
    • We can recycle paper, bottles, cans.(私たちは紙、瓶、缶を再生利用できます)

 

土に戻らない素材

  • 対象年齢:7歳から
  • 人数:1人から何人でも
  1. プラスチック、金属、紙、木でできているものと、食品を用意します。
  2. それぞれを指さして、子どもたちに「プラスチック=plastic」「金属=metal」「紙=paper」「木=wood」「食品=food」を覚えてもらいます。
  3. 次に、それらを土に入れた鉢の中に埋めます。
  4. 毎週同じ曜日に、それらがどう変わったか観察絵日記を付けてもらいます。
  5. 完全に腐敗したら、slowとfastで作文します。下記の例を参考に。
    • Plastic and metal are slow.
    • Wood, food, paper is fast.

 

輸入について調べる

  • 対象年齢:7~12歳
  • 人数:1人から何人でも
  1. 家の中の物20個以上について、どこの国から来ているか調べてもらいます。
  2. 物の絵を描いてもらいます。
  3. 世界地図を用意し、書いてきた絵を、生産国のところに画鋲で留めていきます。そのとき
    • This is from 国名

    と言いながら留めます。

 

環境問題を考える

  • 対象年齢:中学生以上
  • 人数:1人から何人でも
  1. 以下の8つの問題について話し合って、優先順位をつけてみましょう。
    • Animals becoming extinct 動物の絶滅
    • Deforestation 森林破壊
    • Ocean pollution 海洋汚染
    • Natural resources running out 天然資源の不足
    • Ozone layer depletion オゾン層破壊
    • Global warming 地球温暖化
    • Waste disposal ごみ問題
    • Noise pollution 騒音問題
  2. 順位を付けたら、
    • We should
    • We must

    を使って、自分たちには何ができるか考えます。下記の例を参考に。

    • We must learn to live with animals in peace.(私たちは、動物と平和的に共存できるよう学ばなければいけません)
    • We should recycle products made from trees.(私たちは、木からできたものをリサイクルするべきです)

 

身近に起こりうる問題を考える

  • 対象年齢:中学2年生以上
  • 人数:1人から何人でも

次に挙げる3つの状況について、

  • What is your role?(あなたの役割は何?)
  • What should you do?(あなたは何をすべき?)
  • How can you do it?(どうしたらそれができる?)

の順番に英語で答えてもらいます。

  1. You are with a group of children on a trip to the local park. When you arrive, you see that a group of crows have torn open some garbage bags, and the park is badly littered.(子どもたちを連れて公園に来ました。カラスの集団がごみ袋をつついて、ごみがひどい状態で散乱しています)
  2. The local newspaper reports that a lake in your community has dangerous level of dioxin. There will be a town meeting next Friday to discuss the problem.(あなたの町の湖がダイオキシンに汚染されているという新聞記事を読みました。来週の金曜日に地域住民のミーティングを開催し、この問題を話し合うことになりました)
  3. There is a local waste disposal company that burns plastics. The disposal facility is near two elementary schools and one junior high school.(小学校と中学校の近くに、プラスチックを燃やすごみ焼却場があります)

 

2つの意見を読んで、自分の意見を発表する

  • 対象年齢:高校生以上
  • 人数:1人から何人でも

次の5つの議題について、異なる2つの意見を読んだうえで、「I agree because~(私は賛成です。なぜなら~)」「I disagree because~(私は反対です。なぜなら~)」を使って自分の意見を発表します。

  1. materials(素材)
    • Point)Artifixail materials harm the environment. Clothing shold be made with natural materials.(論点:化学合成素材は環境を破壊します。衣服は天然素材で作られるべきです)
    • Counterpoint)Natural materials are expensive. Artificial materials last longer and are therefore more economical.(対照的論点:天然素材は高価です。化学合成素材は長持ちするので経済的です)
  2. Fuels(燃料)
    • Point)Fossil fuels pollute the air. Today’s cars use fossil fuels. We should convert to electric cars.(論点:化石燃料は大気を汚染します。今日、車は化石燃料を使っています。私たちは電気自動車に転換するべきです)
    • Counterpoint)Electric cars need to be recharged. They are not as efficient.(対照的論点:電気自動車は充電が必要なので、効率的とはいえません)
  3. Modern machines(最新機器)
    • Point)Water is a valuable resource that we waste using washing machines, taking long showers, and using automatic sprinklers, etc.(論点:水は貴重な資源であり、洗濯機や長時間のシャワー、自動水まき機などは水の無駄遣いです)
    • Counterpoint)Modern machines are very efficient and require less energy.(対照的論点:最新機器はとても効率がよく、省エネにつながります)
  4. Products(製品)
    • Point)Plastic items are harmful to the environment. We should replace them with recyclable paper products.(論点:プラスチック商品は環境に有害です。紙製品に切り替えていくべきです)
    • Counterpoint)Paper products consume more trees. Plastic products can be used again and again.(対照的論点:紙製品は木をより多く消費します。プラスチック製品は繰り返し使えます)
  5. Life style(ライフスタイル)
    • Point)Modern technology creates environmental problems and great waste. We should return to a simpler, more natural life style.(論点:最新技術は環境問題と大量のごみを生み出します。私たちはもっとシンプルで自然なライフスタイルに戻るべきです)
    • Counterpoint)Nature is dangerous to our health. Modern technology makes us more comfortable and safer.(対照的論点:自然は危険なものであり。最新技術は私たちの生活をより快適で安全なものにしてくれます)

 


以上、坪谷郁子著『英語のできる子どもを育てるの第4章、第5章の要約でした。

この記事が、英語学習のお役に立ちましたら幸いです。

<坪谷郁子著『英語のできる子どもを育てる』紹介記事(全4ページ)>

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