【ORT概要】オックスフォードリーディングツリーとは?特徴と効果

オックスフォードリーディングツリーORTの楽しさを伝えたい ORT解説

★このブログ記事では、子供英語教材「オックスフォードリーディングツリー(ORT)」のアウトライン、登場人物、難易度レベル(ステージ)、対象年齢、実際子どもと学んでみて感じた効果を解説します★


こんにちは!子供英語教材ナビゲーターのすみれママ(@Sumire_Mum)です。

「オックスフォードリーディングツリー(Oxford Reading Tree、以下ORT)」は、英語育児の教材として人気の絵本。

「多読」の初心者向け定番教材でもあります。

イギリスの小学校の80%以上で教科書として使われており、私の子どもたちが通った英国現地の公立小学校でも毎日音読していました。

そして、私自身「これは効果がある子供英語教材だな~!」と実感。

このブログ「こども英語力伸ばし隊」では、うちの子どもも私も大好きなORTについて、

  • 特徴、登場人物とキャラクター、学習効果
  • レベル(ステージ)、語数、対象年齢
  • 200種類以上ある絵本の一覧リスト
  • 市販教材の紹介(絵本、CD、日本語訳、DVD、音声ペン、カシオ電子辞書、アプリなど)
  • 無料教材の紹介(Oxford Owlオンライン電子書籍、動画、図書館など)
  • 中古の安い入手方法(amazon、ヤフオク、メルカリ、ラクマ)
  • Oxford Reading Club(月額制読み放題サービス)
  • ORTの感想・口コミ
  • ORTとフォニックス(英語圏の学校で行われている英語発音教育法)

などについて、まとめていきたいと考えています。

また、英国の小学校で実際に経験したORTの使い方、進め方なども紹介したいです。

今回のブログ記事では、ORTの特徴と、私がORTをオススメする4つの理由をお伝えします!




1)オックスフォードリーディングツリー(ORT)は数百冊の英語シリーズ絵本

オックスフォード大学(出典)https://ja.wikipedia.org/wiki/

言わずと知れた世界トップレベル、英国のオックスフォード大学。

この大学の一部局「オックスフォード大学出版局」が発行している「オックスフォードリーディングツリー(ORT)」というシリーズ絵本は、最初にも書いたとおり、イギリスの小学校の80%以上で「国語(つまり英語)」の教科書として使われています。

ORT自体は800冊以上あり、昔話からサイエンスまで多岐にわたるのですが、日本ではその中でも、わんぱく3兄弟が登場する「ビフ、チップ、キッパーの物語(Biff, Chip and Kipper Stories)」という約200冊のシリーズが、ORTの代名詞になっています。(このブログでも便宜的に、「Biff, Chip and Kipper Stories」の約200冊を「ORT」と呼びます)

キッパー(Kipper)
このシリーズの主人公で、ロビンソン家の末っ子。
兄姉と遊ぶことが好き。クマのぬいぐるみ(Teddy)がお気に入り。オックスフォードリーディングツリーKipper's Idea表紙(出典)https://www.amazon.co.jp/

ビフ(Biff) ※右側の女の子
キッパーの姉で、チップと双子。
サッカー、水泳、ゲーム、ものづくりが好き。
髪を束ねるリボンにこだわりあり!

チップ(Chip) ※左側の男の子
キッパーの兄で、ビフと双子。
自転車、スポーツ、絵を描くことが好き。
時々ビフとケンカする。オックスフォードリーディングツリーThe Magic Key表紙(出典)https://www.amazon.co.jp/

フロッピー(Floppy)
3兄弟の愛犬。
施設に保護されているところを、ロビンソン家に引き取られた。オックスフォードリーディングツリーFloppy Floppy表紙(出典)https://www.amazon.co.jp/

著者はイギリスの児童文学作家であるロデリック・ハント(Roderick Hunt)。

挿絵はチェコ出身でイギリス在住のイラストレーター、アレックス・ブリクタ(Alex Brychta)。

右が著者のロデリック、左が挿絵のアレックスORT著者のアレックス・ブリクタとロデリック・ハント(出典)チェスター大学ウェブサイト https://www.chester.ac.uk/node/41356

このシリーズは1985年に、最初は30話で発行されました。

2)オックスフォードリーディングツリー(ORT)の特徴

ORTの特徴として、公式パンフレットで紹介されているのは以下の通りです。

  • イギリスの約80%以上の小学校で採用されている「国語」の教科書。
  • かわいいキャラクターたちが登場する200話以上の短いお話はすべてネイティブの子供たちが使う自然な英語でつづられ、お話の終わりにはユーモアあふれる「オチ」もあります。
  • 10段階にレベル分けされ、頻繁に使う表現が繰り返し登場するため、英語学習用としても最適。
  • 物語はおもに主人公のキッパー少年とその家族や友達の日常生活を描いているので、日本にいながらまるでイギリスの家庭にホームステイしているような気分も味わえます。
  • 30年以上に渡りたくさんの子供たちに愛され、現在世界130ヶ国以上の国々で読まれています。

ホームステイ気分になるかどうかは微妙ですが(笑)、こうした特徴を持つORT、私が実際に使ってみて感じたオススメポイントを紹介しますね。

3)おすすめ理由(1)親しみやすい登場人物・キャラクター

キッパー、ビフ、チップの3兄弟、お父さんとお母さん、ペットの犬、友達といった登場人物たちが、子どもたちにとって親しみやすいようです。

シリーズ200話にわたって同じキャラクターが登場するので、読み続けるうちに自分の友達のような気持ちになるのかもしれませんね。

特に、3兄弟のおばあちゃん(Gran)のキャラがサイコー!

オックスフォードリーディングツリーGran表紙(出典)https://www.amazon.co.jp/

ゴーカートで爆走しちゃったり、真っ赤なスポーツカー買っちゃたり、私もGranみたいなスーパーおばあちゃんになりたいなあ(笑)。

4)おすすめ理由(2)オチがある短いストーリー

全てのストーリーに、くすっと笑えるオチがあります。

しかも1話1話が8ページから32ページと短いので、毎日読んでも負担感がありません。

特にレベル5からは冒険物語が始まるので、子どもたちのワクワク度はすごいです。

5)おすすめ理由(3)語数に応じた10段階のレベル(ステージ)

日本でオックスフォードリーディングツリー(ORT)と呼ばれている「キッパー、ビフ、チップの物語(Biff, Chip and Kipper Stories)」は、語数を基準に次の10段階のレベルに分かれています。

オックスフォードリーディングツリーORTの難易度表

絵本の中身はどんな感じかというと、

まずレベル1(8ページ/イギリス4~5才児向け)。

最も易しいレベルのものは、「言葉なし&絵だけ」。

オックスフォードリーディングツリーAt School表紙(出典)https://www.amazon.co.jp/

オックスフォードリーディングツリーAt School中身(出典)Oxford University Press公式ウェブサイト

そして、同じレベル1でも少し進むと

オックスフォードリーディングツリーThe Big Bad Snake表紙(出典)https://www.amazon.co.jp/

オックスフォードリーディングツリーThe Big Bad Snake中身(出典)Oxford University Press公式ウェブサイト

こんな感じで、3~4語程度の簡単な短文になってきます。

次にレベル5(24ページ/イギリス5~6才児向け)

オックスフォードリーディングツリーThe Magic Key表紙(出典)https://www.amazon.co.jp/オックスフォードリーディングツリーThe Magic Key中身(出典)Oxford University Press公式ウェブサイト

単語数が増えていますね。

最後に、いちばん難しいレベル9(32ページ/イギリス6~7才児向け)

オックスフォードリーディングツリーGreen Island表紙(出典)https://www.amazon.co.jp/

オックスフォードリーディングツリーGreen Land中身(出典)Oxford University Press公式ウェブサイト

行数がかなり多くなってきました。

「ORTはいつから始めるの?」とよく質問されますが、イギリスでは小学校低学年対象の教材です。

(イギリスの小学校は5才が1年生。実際には4才からレセプション(小学校準備クラス)があって、小学校に通います)

日本の子どもだったら、レベル1はイギリスと同じ4才頃から。レベル9が中学生くらいでしょうか。

(できることなら、イギリスと同様に小学校低学年でレベル9まで終えた方がいいと思います。理由はまたこのブログの別記事で書きますね)

レベルが明確に示されているので、絵本を楽しみながら順番にトライしていくと、自然にステップアップしていけます。

登場する英語表現も、イギリスの子どもたちや親が、毎日のように使っている表現なので、英会話の習得にも効果的だと思います。



6)おすすめ理由(4)わが子の英語上達の効果と感想

私の息子は、6才の秋に、イギリス公立小学校の2年生に転入しました。

それまでの英語学習歴はゼロ!

で、学校から毎日出された宿題がオックスフォードリーディングツリー(ORT)の音読です。

毎日、先生がチョイスした1冊を貸し出されて帰宅してきました。

息子はレベル3(16ページ、500語程度)からスタート。

最初は私が音読して、そのあと息子が復唱するというスタイルでやっていましたが、すぐに息子が独力で音読するようになりました。

毎晩、親子で楽しみながら読み続けて、1年後(7才=日本の小学1年生)には、レベル9(32ページ、8000語程度)を難なく読めるようになっていたのです!

これには本当にビックリしました。

7)オックスフォードリーディングツリー(ORT)のデメリット

そんな素晴らしい英語教材ORTですが、デメリットもあります。それは・・・

高価なこと!

公式パンフレット(日本版)では、6冊セットでCDなしでも3,150円~6,290円します。

全部セットの「多読パック」は109,720円・・・しかも税抜価格・・・マジか・・・

散財する人

これにCDが付いたり、日本語ガイドが付いたりすると、さらに高価になっていきます。

(イギリスでの価格も大して変わらないです)

無料コンテンツを読む・聴く方法については、このブログの他記事で書いています。

ただし日本語ガイドは無料で入手できないので、「どーーーしても日本語ガイドが必要!」という方には、相当な金額がかかってしまいます。

それから、ORTは完全にイギリス英語。日本の学校教育(アメリカ英語)では耳慣れない表現が頻繁に出てきます。「絶対にアメリカ英語じゃなきゃヤダ!」という方には向かないでしょう。

8)オックスフォードリーディングツリー(ORT)をオススメできる人

というわけで、ORTでの英語学習は・・・

  • お子さんと楽しく英語を学びたい
  • 生活の中で使われている自然な英語表現を身につけたい
  • お子さんと毎日絵本を音読するのが苦にならない
  • (お金をかけないのであれば)日本語ガイドがなくても大体の意味はわかる
  • イギリス英語でもOK

という親御さんにおすすめです。

◆ まとめ

オックスフォードリーディングツリー(ORT)は、

  • 同じキャラクターたちが→
  • 200話にわたって(1日1冊でも約1年間読める)→
  • 毎回オチのある話を展開し→
  • 1話が短いから飽きずに読みこなせて→
  • 同じキャラだから「おなじみ」になって愛着が湧き→
  • 教科書英語ではなく、子どもが日常で使う自然な英語なので、実際の会話に役立って→
  • 頻繁に使う表現をわざと繰り返しているから定着して→
  • 10段階にレベル分けされていて、徐々にステップアップでき、いつの間にかマスターしている

という、幼児・小学生に向けて何とも絶妙に組み立てられた、最強の英語教材!

私は、子どもたちと一緒にたくさんの絵本を読んだ時間、本当にかけがえがなかったなあ、と思います。

絵本を読む親子

ぜひたくさんの方に、お子さんと魔法の鍵(The Magic Key)の旅に出掛けてほしいです♪