こんにちは!子供英語教材ナビゲーターのすみれママ(@Sumire_Mum)です。
★英語絵本の「オックスフォードリーディングツリー(Oxford Reading Tree、以下ORT)」は、レベル順に読み進めていくと英語力がアップする、効果的な教材です。
このブログ記事は、
- ORTステージ1「First Words」6冊の内容やレベルを知りたい
- ORTステージ1「First Words」6冊を実際に読んでみた感想が知りたい
1)ORTステージ1「First Words」の概要

(画像出典)amazon.co.jp
Oxford Reading Treeのステージ1「First Words」について、出版社の公式サイトには、以下のような説明があります。
簡単な単語や人物の名前など、初めて文字が登場します。
単語がイラストと密接に関連しており、自然にストーリーを追うことができます。
(Oxford University Press日本公式より)
このパッケージから、絵本に文字が登場します。
とはいえ、1ページあたり1~5語で、簡単な名詞、冠詞a, the、接続詞andが中心。
絵だけでもあらすじがわかるので、未就学児でも楽しめます。
2)このシリーズの主な登場人物

キッパー(シリーズの主人公)

チップ(兄)&ビフ(姉)

お母さんとお父さん

飼い犬のフロッピー

ウィルマ(姉)とウィルフ(弟):2軒隣に住む友達
(※画像出典はいずれもamazon.co.jp)
3)ORTステージ1「First Words」各巻のあらすじ&レビュー
それでは、このシリーズの各巻について、あらすじとレビューを紹介していきたいと思います。
Who Is It?

(画像出典)amazon.co.jp
- レベル(ステージ):1
- ページ数:8ページ
- 語数:16
<あらすじ>
- タイトル:Who Is It?(誰でしょう?)
- 副題:Everyone makes a shadow.(みんなで影絵)
ロビンソン一家は、庭にテントを張って影絵遊びを楽しんでいます。
テントの後ろでは、お父さんがこっそりと・・・
<登場する主な単語>
a, and, is, it, Mum, Dad, Biff
no, who, Chip, Kipper, Floppy, spaceman
<コメント>
このお話は、実際に子どもと影絵遊びをまじえてやってみたら楽しそう。
fox, cat, dog, frogなどなど、この絵本を口真似しながら、動物単語も増やしていけそうです♪
★子どもとの手影絵遊びに役立ちそうなサイト↓↓↓
【参考】スマホのライトで「影絵遊び」 14種類をイラストでまとめ
First Wordsの1つとして「Mum(お母さん)」という単語が登場しますが、アメリカ英語ではMomですね。
このシリーズはイギリス英語なので、ずっとMumというスペリングで登場します。
Floppy Floppy

(画像出典)amazon.co.jp
- レベル(ステージ):1
- ページ数:8ページ
- 語数:10
<あらすじ>
- タイトル:Floppy Floppy(フロッピー・フロッピー)
- 副題:Floppy wants to play.(フロッピーは遊びたい)
庭でピクニック中のロビンソン一家。
でも犬のフロッピーが庭を駆け回って、ピクニックは大変なことに・・・
<登場する主な単語>
no, oh, Floppy
<コメント>
OhとNoとFloppyしか出てこないです(笑)。
果物とサンドイッチという組み合わせが、なんともイギリスっぽいピクニック風景。
ロビンソン家のママは、おうちでも必ず大きいイヤリングしてて、オサレだわ~
Six in a Bed

(画像出典)amazon.co.jp
この巻は、小学館の書籍「イギリスの小学校教科書で楽しく英語を学ぶ」に収録されていて、全部読むことができます。詳しくはコチラの記事をどうぞ。
- レベル(ステージ):1
- ページ数:8ページ
- 語数:19
<あらすじ>
- タイトル:Six in a Bed(1つのベッドに6人)
- 副題:Everyone gets in the bed.(みんなベッドに入る)
お父さんとお母さんがベッドで各々本を読んでいると、子どもたちが次々に集まってきました。
ところが・・・
<登場する主な単語>
Mum, and, Dad, Biff
Kipper, Chip, Floppy
<コメント>
キッパーシリーズに出てくる「ぬいぐるみ」が本当にかわいい!
この絵本は、ぬいぐるみがたくさん出てくるので、私のお気に入りです(笑)
ページによって表情が変わるのも、すごくかわいい!(語彙力
最終ページの1つ前で、お父さんの表情が今ひとつ浮かないのは何でかなあ。
「子どもたち、そろそろ寝てくれよ…」って思ってる??
A Good Trick

(画像出典)amazon.co.jp
※この巻は、Oxford OWL(オックスフォード オウル)で電子書籍を無料で読めます。登録方法などはコチラ。
- レベル(ステージ):1
- ページ数:8ページ
- 語数:11
<あらすじ>
- タイトル:A Good Trick(素敵な手品)
- 副題:Biff and Chip do a magic trick.(ビフとチップ、手品をする)
ロビンソン家では、ビフとチップが手品ショーを披露しています。
敷物をめくるとシーツが登場。
シーツをめくると大きな箱が登場。
そして・・・最後に登場するのは?
<登場する主な単語>
a, big, rug
sheet, little, box, Kipper
<コメント>
今までに出てきた単語は、主に人物の名前でしたが、この巻ではrug, sheet, boxなど身の回りの物の名詞が登場。
最終ページの1つ前で、オチのヒントがわかります。
子どもに「何か出てくるかな?」って質問するのが鉄板でしょうね^^
Fun at the Beach

(画像出典)amazon.co.jp
- レベル(ステージ):1
- ページ数:8ページ
- 語数:27
<あらすじ>
- タイトル:Fun at the Beach(浜辺での楽しみ)
- 副題:Everyone has fun at the beach.(みんな浜辺で楽しく過ごす)
ロビンソン一家は海辺へ出かけます。
桟橋の上の遊園地で、みんなで遊んでいました。
すると、犬のフロッピーが・・・
<登場する主な単語>
Mum, Dad, and, Biff
oh, Kipper, Chip, Floppy
<コメント>
イギリスの海辺の行楽地には、桟橋の上に「ピア」があります。
有名なのはイギリス南部・ブライトンのパレスピアでしょうか。

(画像出典)cgpgrey.com
遊園地やゲームセンターやフードスタンドがあって、親子で楽しめます(小銭もとびます)。
寂れたピアもあるけれど、昭和のにほひを感じてノスタルジーに浸れます(なぜ昭和
The Pancake

(画像出典)amazon.co.jp
※この巻は、小学館の書籍「イギリスの小学校教科書で始める親子で英語絵本リーディング」に収録されていて、全部読むことができます。詳しくはコチラの記事をどうぞ。
- レベル(ステージ):1
- ページ数:8ページ
- 語数:16
<あらすじ>
- タイトル:The pancake(パンケーキ)
- 副題:Dad makes a pancake.(お父さん、パンケーキを焼く)
お父さんと子どもたちは、パンケーキを焼きました。
フライパンを用意して、小麦粉に卵と牛乳を混ぜて・・・
さて、できあがったパンケーキで、お母さんは何をしたでしょう?
<登場する主な単語>
pan
the, pancake, frying, flour, eggs, milk, butter, race
<コメント>
パンケーキの材料として、flour, egg, milk, butterといった食品の名詞が登場します。
お父さんのエプロンの柄(ロブスター)が気になる・・・
そしてこれは、Sports Day(運動会)のお話なのかしら、たぶん。
イギリス現地校の運動会は、練習ゼロのぶっつけ本番でビックリしました!
競技もユル~い感じで。
日本の学校の運動会は、リレーにダンスに組体操、ガチで1ヶ月練習するというのに・・・
保護者競技では、投てきやスプーンリレーをやったなあ…
投てきでうちの旦那さんは、屈強な現地パパたちに惨敗していました(笑)
4)ORTステージ1「First Words」の感想&レビュー
ORT日本支社が販売している「多読パック」(解説記事はコチラ)は、ステージ1+からステージ9までのセット商品。
これにステージ1は入っていないんですね。
最初は「何でかな?」と思っていたのですが、実際読んでみたら、「確かにstage1は要らないかも・・・」と思いました。
絵本としてはよいとしても、英語教材というには単語数が少ないんですよね。
この「First Words」のパックも、「Six in a Bed」は絵本として今でも大好きですが、他は少し物足りなかったです。
別のセット商品「トランクパック」でも、Stage1の4種類のうち1種類しか入っていないし、
「バリューパック」もStage1は省略し、Stage1+以降を収録しています。
版元Oxford University Press日本支社のパンフレットにも
例えば小学校低学年で初めて英語を学習される方は
まずステージ1+をお試しください。
(オックスフォード・リーディング・ツリー&児童向け書籍カタログ「よくある質問FAQ」より)
と書いていますので、私は「stage1は要らないかな~」と考えます。
ステージ3までは一話完結型(読みきり)なので、ステージ1+から読んでも、話がわからなくなる心配はありません。
※ステージ4は「マジックキー」という冒険物語の導入なので、順番に読む必要があります。
ですので、このOxford Reading TreeのStage1「First Words」は、
- ORTでステップを省略せず順番に学びたい方
- ORTのキッパーシリーズをコンプリートしたい方
にはおすすめできますが、必ずしも買う必要はないかな、というのが私の感想です。
5)Oxford Reading Tree絵本の内容とレベルを知るためには
大量にあるORT絵本、ご自分のお子さんに、どのレベルを選んだらよいのかわからない方もいらっしゃると思います。
そんな方には、実際にORTの中身を読める次の2冊の書籍がオススメです。

古川昭夫・宮下いづみ「小学校教科書で始める親子で英語絵本リーディング」小学館
この本の解説記事はコチラ

古川昭夫・宮下いづみ「イギリスの小学校教科書で楽しく英語を学ぶ」小学館
本の解説記事はコチラ
ORTの全体像については、別の記事に書いていますので、よろしければ読んでみてください。
このブログ記事が、ORTの絵本選びや使い方・進め方の参考になれば幸いです。
↓↓↓ORTレビュー記事(ステージ1)の目次はこちら
<ステージ1>
- ステージ1「Wordless Stories A」
- ステージ1「Wordless Stories B」
- ステージ1「First Words」←イマココ
- ステージ1「More First Words」
↓↓↓ORTレビュー記事(全体)の目次はこちら
<ステージ1>
- ステージ1「Wordless Stories A」
- ステージ1「Wordless Stories B」
- ステージ1「First Words」←イマココ
- ステージ1「More First Words」
<ステージ1+>
- ステージ1+「First Sentences」
- ステージ1+「More First Sentences A」
- ステージ1+「More First Sentences B」
- ステージ1+「More First Sentences C」
- ステージ1+「Patterned Stories」
- ステージ1+「More Patterned Stories」
<ステージ2>
- ステージ2「Stories」
- ステージ2「More Stories A」
- ステージ2「More Stories B」
- ステージ2「First Sentences」
- ステージ2「Patterned Stories」
- ステージ2「More Patterned Stories」
<ステージ3>
<ステージ4>
<ステージ5>
<ステージ6>