こんにちは!子供英語教材ナビゲーターのすみれママ(@sumire_mum)です。
★子供向けの英語絵本「オックスフォードリーディングツリー(Oxford Reading Tree、以下ORT)」は、ステージ1からステージ9までレベル順に読み進めていくと、自然に英語力がアップする効果的な教材です。
このブログ記事は、
- ORTステージ1+「First Sentences」の内容やレベルを知りたい
- ORTステージ1+「First Sentences」を実際に読んでみた感想が知りたい
1)ORTステージ1プラス「First Sentences」の概要

(画像出典)amazon.co.jp
Oxford Reading Treeのステージ1+「First Sentences」について、出版社の公式サイトには、以下のような説明があります。
簡単なセンテンスが登場します。楽しいお話の中で、”Can you see?”、”Look at me”などのシンプルなセンテンスが繰り返し出てきて、ステージ2以降へスムーズに進むのに役立ちます。
(Oxford University Press日本公式より)
この巻では、日常でとてもよく使う簡単な文章が出てきます。
同じ文章が繰り返し出てくるので、場面を見ながら日常会話表現を学ぶことができます。
2)このシリーズの主な登場人物

キッパー(シリーズの主人公)

チップ(兄)&ビフ(姉)

お母さんとお父さん

飼い犬のフロッピー

ウィルマ(姉)とウィルフ(弟):2軒隣に住む友達
(※画像出典はいずれもamazon.co.jp)
3)ORTステージ1プラス「First Sentences」各巻のあらすじ&レビュー
それでは、このシリーズの各巻について、あらすじとレビューを紹介していきたいと思います。
Hide and Seek

(画像出典)amazon.co.jp
- レベル(ステージ):1+
- ページ数:8ページ
- 語数:36
<あらすじ>
- タイトル:Hide and Seek(かくれんぼ)
- 副題:Everyone hides in the garden.(みんな庭でかくれんぼをする)
子どもたちは庭でかくれんぼをしています。
鬼役のウィルフは、チップ、ビフ、キッパーを見つけていきます。
あと1人、隠れているのは誰でしょう?
<登場する主な単語>
can, us, dad, I, you, see, me. yes, we, all
<コメント>
「Can you see me?」「Yes, we can see you.」という会話が繰り返し登場します。
最初のページをよく見ると、全員がどこに隠れているかわかるので、うちの子も見ながらクスクス笑っていました。
絵本としては、隠れている側から鬼役を見ている、表紙の構図が好きです。
ORTは、背景にこっそり描き込まれた「隣の家の(頭髪の少ない)おじさん」「メガネ」「赤い帽子とヒゲメガネのおじさん(実は学校用務員)」などを見つけるのが楽しいのですが、
隣の家のおじさん、またロビンソン家の庭を覗いています・・・
Reds and Blues

(画像出典)amazon.co.jp
- レベル(ステージ):1+
- ページ数:8ページ
- 語数:30
<あらすじ>
- タイトル:Reds and Blues(赤チームと青チーム)
- 副題:Everyone plays football.(みんなでサッカーをする)
子どもたちは、赤チームと青チームに分かれてサッカーをします。
ゲームが盛り上がるうちに、子どもたちは泥だらけになって・・・
<登場する主な単語>
in, on, is, red, the, we, are, all, blue, come, reds, blues, who, muddy
<コメント>
「We are~」「Come on~」「Who is~?」という表現が2~3回ずつ登場します。
また、muddy(泥だらけ)という形容詞は、子どもたちの日常を描いたこのシリーズによく出てくる単語です。(子どもがいると実生活でもよく使いますよね)
foot ball(サッカー)はイギリス英語ですね。Soccerは出てきません。
このお話は、絵本ならではの面白さで、キッパーシリーズの中で好きな作品の1つです。
Big Feet

(画像出典)amazon.co.jp
- レベル(ステージ):1+
- ページ数:8ページ
- 語数:39
<あらすじ>
- タイトル:Big Feet(大きな足)
- 副題:Dad plays a trick.(お父さんはいたずらをする)
雪の朝、外に出ようとしたチップはびっくり!
庭に巨大な足跡が!!
子どもたちは、足跡の正体を推理します。
<登場する主な単語>
a, at, is, it, and, big, Dad, no, come, look, this, monster, dinosaur, giant,
<コメント>
「Come and look at this.」「Is it a big ●●?」という会話が繰り返し登場します。
家族それぞれの表情の変化が面白いです。
窓から覗く1人と1匹、塀の向こうのおじさんの姿もユーモラス。
子どもたちと楽しく読み進めました^^
Look at Me

(画像出典)amazon.co.jp
- レベル(ステージ):1+
- ページ数:8ページ
- 語数:33
<あらすじ>
- タイトル:Look at Me(僕を見て)
- 副題:Chip rides his bike.(チップは自転車に乗る)
公園へ行ったチップとお母さんと犬のフロッピー。
チップは自転車で、アクロバティックな乗り方を披露しますが・・・
<登場する主な単語>
Mum, at, on, no, look, me, my, bike, oh
<コメント>
「Look at me.」が何度も繰り返し登場。
子どもが連発する表現ですよね。
「Look at me.」だけで、オチのあるストーリーになっていて、このお話結構好きです。
お母さんの微妙な表情も、(調子乗りな)男児の母として共感するなあ(笑)
そうそう、イギリスって、自転車に乗っている人のヘルメット着用率がとても高いです。日本では被っている人が少ないので、帰国直後はとても違和感がありました。
Go Away, Floppy

(画像出典)amazon.co.jp
- レベル(ステージ):1+
- ページ数:8ページ
- 語数:24
<あらすじ>
- タイトル:Go Away, Floppy(あっち行って、フロッピー)
- 副題:Everyone is busy.(みんな忙しい)
ボールをくわえた犬のフロッピー。
遊んでほしくて、家族一人ひとりに近づいていきます。
でも、みんなそれぞれ用事があって・・・
<登場する主な単語>
back, go, away, we, are, come, Floppy, skipping, painting, sorry
<コメント>
「Go away, Floppy.」「We are ~ing.」という表現が複数回登場します。
みんなに遊んでもらえず悲しそうなフロッピーの表情が何とも切ない・・・
お父さんとお母さんが自宅のペンキ塗りをしているのが、何ともイギリスっぽいですね。
欧米は古い家が多く、修理を呼んでもなかなか来てくれないこともあり、DIYする人が多いように思います。ペンキや壁紙たくさん売ってます。
Kipper’s Diary

(画像出典)amazon.co.jp
- レベル(ステージ):1+
- ページ数:8ページ
- 語数:45
<あらすじ>
- タイトル:Kipper’s Diary(キッパーの日記)
- 副題:Kipper writes a diary.(キッパーは日記を書く)
キッパーは絵日記を書きました。
月曜から金曜まで
お天気や出かけた場所など・・・
<登場する主な単語>
a, it, hot, fun, I, to, the, wet, day, windy, went, was, sunny, shops, park, pool
<コメント>
「It was a wet day.」「It was a windy day.」「It was a sunny day.」「It was a hot day.」と、お天気や気候の表現が出てきます。
そして「I went to ●●」という表現。
日記なので、どちらも過去形ですね。
子どもたちは、キッパーの描いた絵にかなりウケていました^^
ところで私、日記を英語で書いているんですが(渡英前から英語トレーニングとして継続しています)
4歳児のキッパーと文章力同じくらいかもしれないです・・・(汗)
4)ORTステージ1プラス「First Sentences」の感想&レビュー
ステージ1+になると、文章が登場して、絵本の内容が楽しくなってきます。
オックスフォードリーディングツリーは、3~5歳くらいで学び始めるのがベスト。
この学び始めの時期に、ステージ1+と2はとても効果があります。
ステージ1+と2は36冊ずつありますが、各巻ごとに違う場面で、簡単かつ重要な表現が繰り返し登場。
子どもが全文を音読し、さらに登場する英文を使って自分のことを簡単に表現できたら、飛躍的に上達すると思います。
版元Oxford University Press日本支社のパンフレットにも
例えば小学校低学年で初めて英語を学習される方は
まずステージ1+をお試しください。
(オックスフォード・リーディング・ツリー&児童向け書籍カタログ「よくある質問FAQ」より)
と書いていますので、
このOxford Reading TreeのStage1+「First Sentences」は、
- 初めて英語を学び始めるお子さん
- 3~5歳で言語力・思考力が芽生え始めたお子さん
にオススメです。
一方、
- 乳幼児
- 他の教材で既に英語学習を進めていて、5語以上の英文を作文できるお子さん
には向かないと思います。
乳幼児には歌のかけ流しや、絵がメインの本の方が向いていますし、既にある程度英語を勉強しているお子さんには物足りないというのが理由です。
5)Oxford Reading Tree絵本の内容とレベルを知るためには
以上、オックスフォードリーディングツリー(ORT)ステージ1+「First Sentences」の6冊について、各巻の内容と感想レビューでした。
大量にあるORT絵本、ご自分のお子さんに、どのレベルを選んだらよいのかわからない方もいらっしゃると思います。
そんな方には、実際にORTの中身を読める次の2冊の書籍がオススメです。

古川昭夫・宮下いづみ「小学校教科書で始める親子で英語絵本リーディング」小学館
この本の解説記事はコチラ

古川昭夫・宮下いづみ「イギリスの小学校教科書で楽しく英語を学ぶ」小学館
本の解説記事はコチラ
ORTの全体像については、別の記事に書いていますので、よろしければ読んでみてください。
ORTの使い方や英語学習の進め方の参考になれば幸いです。
↓↓↓ORTレビュー記事(ステージ1+)の目次はこちら
<ステージ1+>
- ステージ1+「First Sentences」←イマココ
- ステージ1+「More First Sentences A」
- ステージ1+「More First Sentences B」
- ステージ1+「More First Sentences C」
- ステージ1+「Patterned Stories」
- ステージ1+「More Patterned Stories」
↓↓↓ORTレビュー記事(全体)の目次はこちら
<ステージ1>
<ステージ1+>
- ステージ1+「First Sentences」←イマココ
- ステージ1+「More First Sentences A」
- ステージ1+「More First Sentences B」
- ステージ1+「More First Sentences C」
- ステージ1+「Patterned Stories」
- ステージ1+「More Patterned Stories」
<ステージ2>
- ステージ2「Stories」
- ステージ2「More Stories A」
- ステージ2「More Stories B」
- ステージ2「First Sentences」
- ステージ2「Patterned Stories」
- ステージ2「More Patterned Stories」
<ステージ3>
<ステージ4>
<ステージ5>
<ステージ6>