★このブログ記事では、子供英語教材「オックスフォードリーディングツリー(ORT)」の初級10冊分をまるごと掲載した書籍「イギリスの小学校教科書で始める 親子で英語絵本リーディング」(小学館発行)について解説します★
こんにちは!子供英語教材ナビゲーターのすみれママ(@Sumire_Mum)です。
幼児・小学生向け英語教材のオックスフォードリーディングツリー(Oxford Reading Tree、以下ORT)は、英語育児や多読をする人々に人気のシリーズ絵本。
イギリスの小学校の80%以上で教科書として使われているだけあり、「生きた英語が学べる」との口コミが多く寄せられ、学習効果が高いと評判です。
私も、息子がイギリスの小学校に通っていたときに、その効果にビックリしました。
語数に応じたレベルチャートに従って、Stage1からStage9まで順番に読んでいくと、自然に英語力がステップアップ。
英語力ゼロで渡英した息子は1年間で、ORTのなかでは難易度が高いステージ9を、スラスラ読めるようになっていました(当時6歳)。
そんな素晴らしいOxford Reading Treeにも、欠点が2つ。
- 冊数が多すぎて、何から揃えたらいいのかわかりにくいこと。
- 全部揃えようとすると、かなり高額なこと。
シリーズ約200冊を全部、音声教材付きで揃えようとすると、通常10万円以上かかってしまいます。
そこで今回は、この2つの欠点をフォローする「書籍」をご紹介!
「イギリスの小学校教科書で始める親子で英語絵本リーディング」
この本には、ORTの初級 stage1からstage2の合計10冊分が、フルストーリーで収録されています。
ORTの絵本のお値段は、日本価格で1冊770円。*228冊の合計金額(税込)の平均額
それが10冊分ということは、この1冊で、770円×10冊=7,700円分をGETできてしまう!
しかも、CDと日本語訳付きだから、とってもお得。
図書館で借りれば、7,700円が無料に!
内容的にも、ORTのエッセンスがまとめられているので、ORTを学ぶ入口、もしくはORTを選ぶ判断材料として、とってもお得なアイテムです。
今回のブログ記事では、この書籍「イギリスの小学校教科書で始める親子で英語絵本リーディング」の内容と口コミを紹介し、所収されているORTタイトルの一覧リストを掲載しますね。
※ORTの書籍は800冊以上ありますが、日本でORTは「ビフ、チップ、キッパーの物語(Biff, Chip and Kipper Stories)」約200冊のことを指しますので、このブログでも便宜的に、Biff, Chip and Kipper Storiesを「ORT」と呼びます。
※近年ORTから、キッパーたちの続編物語「タイムクロニクル」やフォニックス教材「Floppy’s Phonics」「Decode and Develop」、絵辞典の「Oxford Reading Tree Dictionary」など、さまざまな教材が出ているのですが、ここでは元来のBiff, Chip and Kipper Storiesのシリーズ(Core Stories)について紹介しますね。
1)Oxford Reading Tree(ORT)10冊を収録「イギリスの小学校教科書で始める親子で英語絵本リーディング」の内容
こちらの本には、オックスフォードリーディングツリー(ORT)のいちばん初級の3段階、
- stage1
- stage1+
- stage2
から、10話が収録されています。
● 「イギリスの小学校教科書で始める親子で英語絵本リーディング」所収のタイトル一覧
収録されている絵本のタイトルは、以下の通りです。
【Stage1】
- The Pancake(語数:16語) ※First Words
- Get Dad(語数:20語) ※More First Words
【Stage1+】
- Hide and Seek(語数:35語) ※First Sentences
- Present for Dad(語数:49語) ※More First Sentences A
- Chip’s Robot(語数:67語) ※More First Sentences B
- The Dog Tag(語数:38語) ※Floppy’s Phonics
【Stage2】
- What a Bad Dog(語数:56語) ※Stories
- Kipper’s Birthday(語数:58語) ※More Stories A
- Kipper’s Laces(語数:63語) ※More Stories B
- Shops(語数:103語) ※Floppy’s Phonics
● 「イギリスの小学校教科書で始める親子で英語絵本リーディング」の特徴
絵本10冊分、抜粋や要約ではなく、まるごと掲載されていること自体がかなり驚きです。
あのOxford Reading Treeの版権をよく取得できたなあ・・・
さすが、大手出版社の小学館!!
音声CDも付いていて、本の中に各話の日本語訳も載っています。
著者の古川昭夫さんと宮下いづみさんは、いずれも英語塾の主宰者です。
学習の進め方がわかりやすくまとめられているので、ORTで英語学習や多読を始めるガイダンスになる良書♪
ママ友から子どもの英語学習について相談されるとき、まずこの本をオススメしているんです。
英語初歩の幼児や小学生の英語教材として、ORTを選ぼうかどうしようか悩んでいる方は、お子さんと一緒にこの本を読んでみるのが手っ取り早い!
登場人物のキャラクターや、ORTの笑いのツボがよく理解できると思います。
人物の表情や、絵に仕込まれた小ネタが、妙に子どもたちの笑いのツボにはまるんですよね^^
この10話でORTが気に入ったら、日本向けお得セットトランクパックAやバリューパック1を購入されるのが、学習の流れとしてスムーズです。
トランクパックやバリューパックについては別記事↓で詳しく書いています。
ORTトランクパック等お得セットを安く買う【オックスフォードリーディングツリー Oxford Reading Tree】
● 「イギリスの小学校教科書で始める親子で英語絵本リーディング」の口コミ・感想・評判
この書籍について、Amazonから口コミを集めてみました。
●たいへんいいです
英語初心者の幼児に。
英語の楽しい絵本が10冊分収録されていて、英語の勉強の仕方指導も大いに参考になりました。
親子で英語絵本を読んで無理なく楽しんで英語が学べてたいへんいいです!
絵だけでも話がわかるし、朗読CDも付いているし、絵本以外の使い方等も丁寧でわかりやすいです。
(https://www.amazon.co.jp/dp/4093105332/ より)
●わかりやすい
絵本の内容がおもしろい。こどもが興味を引くような楽しいお話です。
一冊ずつ揃えると結構な値段になるので、この本はお得だと思うしどんな内容か知るのにも役立ちました。
(https://www.amazon.co.jp/dp/4093105332/ より)
●親子英語を始める方にちょうどいい
お金をなるべくかけずに親子英語をしたいと思ったので購入しました。
ORTの絵本とCDがあり、どういう風に進めたらいいかカラーで丁寧に書いてあるのでかなり分かりやすく読みやすいです。
ORTの絵本を買ってみたい方、買ったけど進め方がわからない方にオススメです。
(https://www.amazon.co.jp/dp/4093105332/ より)
●古川先生!
昔お世話になった先生の本。
とっても面白い先生でしたが、その後このような活動をされているとは知らず・・・
息子にORTを購入するにあたりこの本を購入してみました。
こんな風に取り組んだら良いのか~と分かりやすく、あっという間に読んでしまいました。
レベルや内容をちらっと知るには良いです。
(https://www.amazon.co.jp/dp/4093105332/ より)
●子どもが毎日読んで、と気に入ってます
(前略)ステージ1・2で難しくないこともあり、しばらく私が読んでいたら、子どもが自分で読めるようになりました。
なので今は私が「あなたがママにチップとビフのお話を、読んで~」とおねだりしたところ、喜んで読んでくれています。
自分で読んでもしここ教えて、とか、分からないところがあったら教えてね、と言っておきましたら、「このことばとこのことばが分からない」と言ってきました。
教えると喜んでいました(解説に日本語訳があるので、英語が分からない方でも大丈夫と思います)。
子どもにちょうどいいむずかしさ(やさしさ)が素晴らしいと思います。さすがよく作られていると思います。
CDもゆっくりで、聞きやすく、子どもも結構気に入っています。
内容は、子供が語学を習得するのに重要と思う「繰り返し」がきちんとされていて、扱うトピックスが家庭から学校から友達から、なんというかとっつきやすく、親しみやすく、きちんと順を追って作られているなぁと感じ、教材としても本当に素晴らしいなと思います。
特に初期の段階では、まず繰り返し耳に入れる、目にする、口にする、が大事と思うので、子供たちが日本語を覚えていくのと同じように、英語を覚えていくプロセスを再現できるこの本、訳して書籍にしてくださってありがとうという感じです。(後略)
(https://www.amazon.co.jp/dp/4093105332/ より)
親子英語の教材選び、学習の導入として、役に立つというレビューが多いですね。
中には、収録話が少なすぎるという辛口意見もありました↓
●英国の英語教育の方法の長所が見て取れる。
最初本を開いてCDを聴いた時にはこれは! と、思ったのですが内容が薄すぎる。
これ以上の学習には別のテキストを用いるようにとの注釈があるのですが、これが小市民の手に渡るような金額ではない。
学び方の基礎は何となく分かったが、それに伴う実践の場が与えられないという印象でした。
(https://www.amazon.co.jp/dp/4093105332/ より)
たしかに10話はあっという間に読み終わってしまいます。
あくまで学習の導入で、これを参考に自分で本を揃えていく必要はありますね。
2)ORT関連本を無料で読むには(全国の図書館検索サイト)
この書籍「イギリスの小学校教科書で始める親子で英語絵本リーディング」は、定価1,800円(税抜)。
しかし図書館で借りれば無料ですので、お近くの図書館で借りられるかどうか、調べてみてください。
◆ 都道府県別の図書館横断検索サイト◆
<検索のやり方>
- 右上の「横断検索ナビ」をクリック
- 日本地図のお探しの地域をクリック
- お探しの都道府県の検索サイトURLをクリック
- 書名を入力して検索
お近くの図書館で所蔵していない場合は、近隣図書館から取り寄せてくれる館もありますので、問い合わせてみてくださいね。
また、時間が一定かかりますが、購入希望図書としてリクエストするという方法もあります。
図書館で借りることが難しければ、amazonや楽天で中古品を安く買うこともできますし、ヤフオク・メルカリ・ラクマなどのオークションに安い中古が出ていることもあります。
ORTをやろうかどうか迷っている方には、購入してでも読む価値のある本だと思います!
3) まとめ
以上、オックスフォードリーディングツリーを紹介している書籍「イギリスの小学校教科書で始める親子で英語絵本リーディング」について解説しました。
この本は、英語初歩の幼児や小学生のORT入門として、とても役立つ本です。
ORTキッパーシリーズのstage1からstage2までが、10冊×770円=7,700円分を読めますし、
無料オンライン電子書籍「Oxford OWL」でも、キッパーシリーズのstage1~stage2が11冊読めますから
合わせれば、ステージ1~2の合計21冊×770円=16,170円分を読めてしまう!!
オックスフォードリーディングツリーは高価な教材なので、安く試せるものを活用して、買うかどうかの判断に役立てていただきたいです。
※ステージ1から7までの8冊を読める「イギリスの小学校教科書で楽しく英語を学ぶ」もオススメです。解説記事はコチラ↓↓↓
★↓ORT公式の紹介動画です(1分23秒)