★子供英語教材「オックスフォードリーディングツリー(ORT)」を安く買う方法として注目されている「韓国版」と「中国版」。
このブログ記事では、中国版サウンドブック(オーディオブック)の正規品と廉価版の違い、音声ペン「MaiYaPen(マイヤペン)」と中国廉価版サウンドブックを購入して実際に使ってみた感想を紹介します★
こんにちは!子供英語教材ナビゲーターのすみれママ(@Sumire_Mum)です。
効果も高けりゃ値段も高い、子供英語教材オックスフォードリーディングツリー(Oxford Reading Tree、以下ORT)。
基本シリーズ(Biff, Chip and Kipper Stories)約200冊を揃えると10万円以上!
そんなわけで、安く買う方法・無料で学べる方法etcを探す人が後を絶ちません。
私は、前回記事に書いたとおり、367冊の中国版サウンドブック(オーディオブック)と音声ペン(MaiYaPen/マイヤペン)を購入しました。
ORT日本公式製品の「3分の1」という格安価格でした!
1)中国版ORTサウンドブックと音声ペン(MaiYaPen/マイヤペン/マイヤーペン/メイヤペン)を買った理由
先々月、息子と毎日英検の勉強をしていたのですが、味気ない勉強に親子で飽きていました。
そんなとき、たまたま部屋にあったOxford Reading Treeの絵本。
それを息子がペラペラめくって、ゲラゲラ笑い始めたんです。
帰国して3年、反動で英語嫌いになって、英語モノをずーっと敬遠していた息子。
でも、イギリスの小学校の宿題で毎日読んでたキッパー・ファミリーのお話に、懐かしさを感じたのか・・・
「キッパーのお話、また読みたいなあ」と言ったのです。
さっきまで、超~つまらなそうに英検問題集を解いていた息子。
その息子が、楽しそうに絵本を読んで、もっと読みたいと言っている!
母である私は、
「よし!近々ORTをセットで買おう!!」
と思いました。
(家には、渡英前に買ったステージ1~2の数セットしかなかったのです)
「でも、日本版は高いんだよなあ」
「韓国版サウンドブックなら350冊+音声ペン=約170,000円で安いし、思いきって個人輸入しちゃおうかな」
と思ってた矢先に・・・
メルカリで、中国版サウンドブック367冊+音声ペン(タッチペン)85,000円というのを見つけました。
中国版は個人輸入するのにハードルが高い気がして、候補に入れていなかったんです。
でも、そのときたまたま、メルカリポイントの残高が85,000ポイントだった!!
気がついたら、大して下調べもせず、ポチってしまった後でした。
この時点では、中国版に正規品と廉価版があることを把握していなかったんです・・・
2)中国版Oxford Reading Treeの正規品と廉価版について
ポチって数日後、どれだけ大量の本が届いたかは、前回のブログ記事で紹介したとおり。
でも、本の画質がよくないものがあったので(カラーコピーみたいな感じ)、中国版ORTについて検索してみたところ、正規品と廉価版があることを知りました。
結論を先に言いますと、お子さんが小さい場合は正規品の方がいいと思います。
正規品の方が、音声ペン(タッチペン)の操作がスムーズであることと、正規品でも中国版は安くて、廉価版とそれほど価格差がないことが理由です。
● 正規品の特徴
- オックスフォード大学出版局の中国支局が発行
- サウンドブック(オーディオブック)は、はらぺこあおむし音声ペン(毛毛虫点读笔)に対応
- 音声はイギリス英語
- ページを直接ペン先でタッチして再生
- 【2020年12月現在/参考価格】ステージ1から9まで406冊セット+音声ペンで合計128,000円
【2021年1月追記】中国版ORT正規品は、こちらのお店(kids-bookさん)で取り扱われていましたが、2021年1月ショップ一時休止されたそうです。今のところ日本国内で購入できる代理店さんが見つかりません。中国輸入代行サービス(タオバオ新幹線)でOxford Reading Treeを検索すると、はらぺこあおむし音声ペンとセットの商品が多数ヒットします。中国からの個人輸入が可能な方はご参照くださいね。
はらぺこあおむし音声ペンとは、こんな感じの製品です↓
虫嫌いなうちの娘はムリかもしれない・・・
● 廉価版の特徴
- サウンドブック(オーディオブック)は、MaiYaPen(マイヤペン/麦芽小达人智能点读笔)に対応
- 音声はアメリカ英語とイギリス英語
- いちど表紙をペン先でタッチしてから、ページをタッチして再生
- 画質がよくないものや、印刷ズレしているものがある
※印刷ズレについてこちらの記事の「The Rope Swing」の箇所で具体例をレポートしています。
- 【参考価格】私がメルカリで買ったものは、ステージ1から12まで367冊セット+音声ペンで合計85,000円
MaiYaPenとはこちら↓
正規版、廉価版いずれも、参考価格はあくまで一例ですので、その価格で入手できると限りませんので、どうかご了承ください。
3)中国版ORTサウンドブック(廉価版)と音声ペン(MaiYaPen/マイヤペン/マイヤーペン/メイヤペン)の実例
オックスフォードリーディングツリー(ORT)の中国廉価版を買ってから、毎日息子と音読をしています。
現時点でわかっていることを、実例として紹介しますね。
● 表紙をタッチしてから本文をタッチ(ひと手間かかる)
廉価版のサウンドブック(オーディオブック)+MaiYaPen(マイヤペン)は、最初に表紙をタッチしてから、本文をタッチして再生します。
これが、ステージによって違いがあるのでややこしいです。
◆ ステージ1~2は・・・
表紙のタイトルをタッチして↓
本文をタッチすると↓
アメリカ英語バージョンの音声が流れます。
表紙の作者名をタッチして↓
本文をタッチすると↓
イギリス英語バージョンの音声が流れます。
※全文読み上げ機能はないみたいです。
※朗読音声が途中で切れるものが何冊かありました。
裏表紙裏をタッチすると↓
中国語での解説が始まります(わからん・・・)
◆ステージ3以降は・・・
表紙の木のマークをタッチして↓
本文をタッチすると↓
アメリカ英語バージョンの音声が流れます。
表紙の作者名をタッチして↓
本文をタッチすると↓
イギリス英語バージョンの音声が流れます。
表紙の真ん中をタッチすると↓
全文読み上げが始まります。
ステージ3は、裏表紙裏をタッチすると↓
チャンツ(リズムに載せて朗読する音声)が始まります。
※チャンツは小さい子どもの暗記には役立つかもしれないけど、「ママは怒った」「ビフとチップはケンカした」などのネガティブ感情のシーンも、明るくポップなリズムで朗読されるので、何かとってもシュール・・・
ステージ4以降は、裏表紙裏をタッチすると↓
全文読み上げをします。
・・・というわけで、レベルによって操作が違うのが、ややこしいです。
うちの子どもはもう小学校中学年で、操作はすぐ覚えるし(私より覚えるの早い)、不具合があっても「お母さん、こうすればいいんだよ~」って、自分でいじりながら習得していっちゃうので、廉価版でも問題なかったのですが・・・
2歳、3歳からORTを始めるご家庭もあるんですよね。
そうした小さいお子さんの場合、ひとりで操作手順をマスターするのは、難しいのではないかと思います。
● 息子がアメリカ英語派になっちゃった!
オックスフォードリーディングツリー(ORT)の中国廉価版サウンドブック(オーディオブック)は、アメリカ英語とイギリス英語の音声が入っているのですが・・・
アメリカ英語の方だけ、効果音が入っているんです。
(イギリス英語は朗読だけ)
だから、アメリカ英語の方が、アニメやドラマみたいで楽しいんですよね。
おかげで息子は、アメリカ英語しか聞かなくなってしまいました。
私はアメリカ英語でもイギリス英語でもこだわりはないです。
イギリス国内も方言だらけだし・・・(ものすごい訛りのキツイ地方に住んでいました)
何よりあのGackt様が
「母音が日本語に近いイギリス英語を学ぶより、(母音が難しい)アメリカ英語をマスターするべし。そうすればイギリス英語なんて簡単」
と言っていますしね。
(※がくちゃん GACKT official YouTube「英語ガク習塾開講!塾長よりご挨拶」参照)
でも、「絶対イギリス英語がいい!」という親御さんは、子どもがアメリカ英語ばっかり聞いてたら、ヤキモキするかもしれません。
イギリス英語も効果音付きで収録してくれればいいんですけどね。
4)まとめ
以上、私がなぜオックスフォードリーディングツリー(ORT)中国版を買ったのかと、廉価版サウンドブック(オーディオブック)と音声ペン(MaiYaPen/マイヤペン)を実際に使ってみた感想をご紹介しました。
総合的な実感をまとめますと
- ORT中国版(廉価版)は、お子さんが小さい場合、ペンの操作が難しいと思う
- ORT中国版(廉価版)は、アメリカ英語の音声だけ効果音が入っているので、子どもはアメリカ英語を志向しがち
そして、これは正規品・廉価版関係ないのですが
- 音声ペンは、CDに比べ本当に便利!
ORTのCD付きパックを買おうか音声ペン(タッチペン)を買おうか悩んでいる方には、音声ペンを全力でオススメします!!
そして、中国版対応の音声ペンを購入される場合は、はらぺこあおむし音声ペンでもMaiYaPenでも、個人輸入するより、日本国内の取扱店から買われる方が安心かと思います。
というのも、音声ペンはリチウム電池内蔵なので、航空便に載せられなくなってしまいました。船便となると時間がかかります。
このブログ記事を書くにあたり、個人輸入の方法をいろいろ調べてみたのですが・・・
中国輸入代行業者(タオバオ新幹線)を見ても、リチウム電池を含む製品は禁制品となっていて、船便でも取り扱わなくなってしまったようです。
高い教材なので、少しでも安く買いたいと願うところですが、リチウム電池の事故が多発したり、昨今のコロナ禍もあり、個人輸入はなかなかハードルが高いですね。
思わぬ衝動買いという形で我が家にやってきた、大量のORT本ですが、今のところ親子で毎日音読しているし、ORTのキッパーシリーズは読んでいて本当に楽しいので、サウンドブック&音声ペンを買ってよかったな~と思っています。