
★子供英語教材「オックスフォードリーディングツリー(ORT)」の日本語訳(日本語ガイド)は、どの商品に入っている?
その内容と口コミ評判は?
このブログ記事では、ORT日本語ガイドを入手しようか検討している方に、役立つ情報を紹介します★
こんにちは!子供英語教材ナビゲーターのすみれママ(@Sumire_Mum)です。
英国発の子ども向け英語教材オックスフォードリーディングツリー(Oxford Reading Tree、以下ORT)は、親しみやすいキャラクターの登場人物が人気の英語絵本。
今回のブログ記事では、私が日英でORTを使った経験をもとに、ORT日本語ガイドブックについて紹介したいと思います。
ORT日本公式ホームページを見ても、日本語ガイドのことって、詳しくわからないんですよ・・・
そこでこのブログ記事では、「ORT日本語ガイドが入ってる製品」「日本語ガイドの内容」「日本語ガイドの口コミ」などを詳しく紹介します。
そして、日本語ガイド付きを買うか買わないかの判断材料として、「ORTの英文難易度レベル」「CDと音声ペン、どちらを選ぶか」についても解説。
このブログ記事を読めば、自分は日本語ガイドが必要なのか不要なのか、ヒントを得られます♪
※ORTの書籍は800冊以上ありますが、日本でORTは「ビフ、チップ、キッパーの物語(Biff, Chip and Kipper Stories)」約200冊のことを指しますので、このブログでも便宜的に、Biff, Chip and Kipper Storiesを「ORT」と呼びます。
※近年ORTから、キッパーたちの続編物語(タイムクロニクル)やフォニックス教材(Floppy’s Phonics)、絵辞典の「Oxford Reading Tree Dictionary」など、さまざまな教材が出ているのですが、ここでは元来のBiff, Chip and Kipper Storiesのシリーズ(Core Stories)について紹介しますね。
※人気の「音声ペン」や「無料教材」については別記事でまとめています。
1)ORT(Oxford Reading Tree)日本語ガイドが入ってる製品
ORTの日本語ガイドは、全部の「CD付きパック」と、「トランクパック」「バリューパック」に入っています。
まず「CD付きパック」について説明しますね。
日本で売られているORTの基本商品は、「絵本だけのパック」と「CD付きパック」に大きく分けられます。
「絵本だけのパック」は、英国のオックスフォード大学出版局が発行しているもので、6冊が1パックになって、世界的に流通しています。(130ヶ国以上で使われているそうです!)

これが絵本だけのパック
(画像出典)amazon.co.jp
「CD付きパック」は、オックスフォード大学出版局の日本支局が販売しているもので、英語絵本6冊・CD1枚・日本語ガイド1冊が入っています。
そして、ORTには複数レベル(ステージ)の絵本をセットにしたお得パックがあります。
そのうち「トランクパック(CD・日本語ガイド付き)」及び「バリューパック」に、日本語ガイドが入っています。

◆トランクパックA
(画像出典:amazon.co.jp)

◆トランクパックB
(画像出典:amazon.co.jp)

バリューパック1
(画像出典:eltbooks.com/)

◆バリューパック2
(画像出典:amazon.co.jp)
トランクパックとバリューパックについて一覧表をつくってみました。
※価格は税抜です。
このように、ORTの日本語ガイドは、全部の「CD付きパック」と、「トランクパック」「バリューパック」に入っています。
いちばん冊数が多い「多読パック」という商品には、日本語ガイドが入っていないので、注意してくださいね!
2)ORT日本語ガイドの内容
Oxford Reading Treeの日本語ガイドは、絵本と同じサイズの薄いブックレットです。

中には、「登場人物紹介」「教材の使い方・教え方」「各話の日本語訳」などが載っています。
手元に「Stage 1+ More First Sentences」の日本語ガイドがありますので、著作権に抵触しないよう、遠目からの画像で説明しましょう。


登場人物の紹介が載っています

親子で活用するアクティビティの事例

学校などグループで活用するアクティビティの事例

日本語訳のページは、このような感じです
この日本語ガイドは、日本の英語教員が執筆していて、日本語訳よりむしろ、具体的な活用方法に力点が置かれていると言えます。
3)ORTの日本語ガイド 要・不要の判断基準について
ここまで、オックスフォードリーディングツリー(ORT)の日本語ガイドについて説明してきました。
このガイドが必要か不要かを決めるにあたっては、2つの判断基準があります。
● 判断基準(1)ORTの英文難易度レベル
オックスフォードリーディングツリー(ORT)の英文は、日本の中学校レベル。
つまり中学程度の英語力と電子辞書があれば、日本語ガイドがなくても、意味はほとんどわかると思います。
Biff, Chip and Kipper Storiesシリーズで最も難易度の高い「レベル9」で、このくらい。

(出典)Oxford University Press公式ウェブサイト
ただ、イギリス英語特有の言い回しや単語がかなり登場します。
日本の学校教育や英検はアメリカ英語。
私も渡英前は受験英語しか知らなかったので、まずこの単語にうろたえました。

(画像出典)amazon.co.jp
trainersって何ーーー!?
※スニーカー(靴)のこと
他にも、お母さんはMomではなく「Mum」ですし、怒っているはmadではなく「cross」が頻出します。
しかし、続けるうえで一番大事なのは、細かい意味にはこだわらず、親子で絵と音読を楽しむこと。
ORTには、楽しみながら自然にステップアップしていける仕掛けがたくさん仕込まれています。
なので、上記のレベル9の英文がわかるなら、電子辞書の助けを借りつつ、日本語ガイドなしでも大丈夫!
でも、「身の毛がよだつほど英語が嫌い!」「どうしても日本語訳が欲しい!」という親御さんには、日本語ガイドは強い味方になります。
また、「忙しくて、大人側の予習時間が全然ない」という方もいらっしゃるでしょう。
お子さんと一緒に読む前に、内容をわかっていると安心ですよね。
ORTは、最も難しいステージ9まで行っても32ページですから、日本語訳ならすぐに読めます。
ただし・・・
子どもに日本語ガイドを見せてしまうと、英語の方を読まなくなるので、隠し場所に注意しましょう!ええ、経験者です(笑)
● 判断基準(2)CDと音声ペン、どちらを選ぶか
親の英語発音に自信がない場合、ネイティブの音声教材は欲しいですよね。
ORTの音声教材には、「CD」と「音声ペン+音声シール」の2種類があります。
ORTのCD付きパックを買うと、自動的に日本語ガイドが付いてきます。
(※多読パックを除く)
しかし、音声ペン+音声シールには、日本語ガイド付きパックがありません。
また、日本語ガイドは単体では販売していないので、「日本語ガイドがどうしても欲しい!」という場合は、音声教材としてCDを選ぶことになります。
CDを選ぶか、音声ペンを選ぶか。どちらにもメリット・デメリットがあります。
CDのメリットは「かけ流しができる」「安価」、デメリットは「再生機器が必要」「ソファやベッドでは使いにくい」。
音声ペンのメリットは「再生が簡単」「場所を選ばない」、デメリットは「割高」「シール貼りが面倒」。
別記事で、CD教材と音声ペン教材について詳しく記していますので、参考にしていただければと思います。
4)ORT日本語ガイドに関する感想・評判・口コミ
最後に、amazonと楽天の商品レビューから、日本語ガイドに関連する口コミをピックアップしてみました。
1冊が短く、単語も少ないので、子供(1年生男の子)も読みやすく、どの話も落ちがあるので、おもしろいらしく、喜んで読んでくれます。
英語が苦手な親でも解説や訳がついているので使いやすいです。
(https://www.amazon.co.jp/dp/0193955504/ より)
英語があまり得意ではない私でも、そのように本を活用したらよいのかという日本語のガイドもついているので、これから活用できそうです。
これからいっぱい使って、その次のステップに進みたいと思います。
(https://item.rakuten.co.jp/eigo/ort-trunka/ より)
幼稚園から小学低学年程度の子どもが学習するには最適な教材だと思います。
親に英語力が無くても日本語のガイドがあるので安心して進められます。
教材も子どもに楽しいモノになっています。繰り返し学習すれば、自然と英語力がアップしそうです。
(https://item.rakuten.co.jp/eigo/ort-trunka/ より)
評判がよい教材なので、まずは、購入しやすいスターターパックを買ってみました。
あまりの薄さとページ数の少なさにびっくりしましたが、日本語の解説がついていたので、話を膨らませて読み聞かせができました。
(https://item.rakuten.co.jp/chaoone/10000664/ より)
5歳ですが、これから英語の勉強始める補助教材として購入しました。
文章も短いものから始まるので取り組みやすいと思います。
日本語訳もあるので、親も内容が理解できて良いです。
(https://item.rakuten.co.jp/chaoone/10000664/ より)
英語に触れ始めてから1年ちょっとの3歳7か月の子供に。
語りかけ例が載っている日本語ガイドブックがとても役立ってます。
子供はこのシリーズのお話を気に入ってるようです。
(https://item.rakuten.co.jp/chaoone/10000662/ より)
日本語ガイドに言及している皆さんは、日本語訳とともに、使い方・教え方の活用事例を役立てているようですね。
「話が短いからすぐ読み終わっちゃうので、日本語の解説を使って話をふくらませる」という体験談は、ナルホド!と思いました。
上記はプラス評価の口コミになりますが、マイナスの口コミも少しありました。
とても良かったです。ただ、もう少し安くても良いかと。。。日本語の説明はこんなに詳しく要らないです。
(https://item.rakuten.co.jp/chaoone/10000664/ より)
確かに高価な教材なので、ある程度英語ができる親御さんだと、「こんなに詳しくなくていいから、安くして…」って思っちゃいますよね。その気持ちわかります!
5)まとめ:ORTの日本語ガイドが必要な人、不要な人
オックスフォードリーディングツリー(ORT)の日本語ガイドを入手するメリットがあるのは、
- 英語が苦手な方
- 予算には余裕があるけれど、予習時間がない方
- 音声教材としてCDが欲しい方
逆に、日本語ガイド付きのメリットが少ないのは、
- 基本的な英語読解力がある方
- 音声教材として音声ペンを選ぶ方
となります。
ちなみに私は、日本でstage1から2までのCD&日本語ガイド付きパックを買い、その後イギリスに引っ越した後、stage3から9まで絵本だけを使用しました(現地小学校から毎日1冊ずつ貸し出された)。
その経験から、もし私が今ORTを買うとしたら・・・
「日本語ガイドはなくても、電子辞書使えば何とかなる」「再生がラクな音声教材がほしい」という理由で、日本語ガイド付きは選ばず、音声ペンを買いたいです。
1985年に初版が発行されたOxford Reading Tree。
長い歴史の中で新しい教材が注ぎ足され、細かな変更も頻繁に行われ、現在ではさまざまな教材があります。
「今の生活の中で、気楽かつ楽しく続けられるスタイルってどんなかなあ?」と具体的に想像して、それにマッチした教材を選ぶのが大切だと思います。
★↓ORT公式の紹介動画です(1分23秒)